Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• ぐうぐう

  読了日：2025/08/10

  冒頭の「騙し絵の館」からして読ませる。騙し絵のひとつひとつのアイデアが面白いし、そもそも騙し絵に翻弄される展開は実に漫画表現に合っているのだ。続く「メイドが来たりて皿が飛ぶ」において、スージーという新しいメンバーを増やすのだから、諸星大二郎がノリに乗ってこのシリーズを描いているのがわかる。ストンとオチが決まる回もあれば、あえて途中で投げ出したかのようなふざけた回もあり、その縦横無尽さも諸星のノリの良さを証明している。

• 阿部義彦

  読了日：2025/07/30

  本日発売です。諸星大二郎さんがビッグコミック増刊号で連載している作品がまた一冊分貯まりました。作品は女探偵コンビの「アリスとシェラザード」シリーズです。今回からこの二人に加えて新たに、家の世話をする付き人として、スージーと言う女の子が仲間に加わります、思春期前の娘がいる家にはポルターガイスト現象が起きると言いますが、いつも寝ぼけている様な彼女にはその気配が濃厚過ぎます。そして今回は二人のライバルとも言えるユディットも二話で登場します。今回も皆さんまんまと騙されますぜ！しっかりと降霊術も披露します。

• Ribes triste

  読了日：2025/08/03

  怪奇事件専門の女探偵アリスとシェエラザードの第3巻。怪奇ものでおどろおどろしいのに、どこかほのぼのしている諸星さんの味わい深さ。敵だか味方だかわからないお馴染みの魔女ユディットや、「石降り」を起こすメイドのスージーが新たに登場して、ドタバタで楽しかった。次巻が楽しみです。

• KDS

  読了日：2025/08/02

  シリーズ第三巻。表題作「騙し絵の館」のほか、「メイドが来たりて皿が飛ぶ」「赤い屋根の家」「顔を盗まれた女」「スージーの冒険」「幽霊たちの秘密」「ゴースト・アンド・マミィ」「驚異の部屋への招待」の8話を収録。今回も安定の面白さ。新キャラのメイドのスージーがとぼけた感じでいい味だしてる。新刊が出るまで結構時間が空くなと思ったらビッグコミック増刊号での連載だったのか。

• 5〇5

  読了日：2025/09/05

  19世紀を舞台にしたヴィクトリアン探偵譚の第３弾だ。騙し絵やポルターガイスト、幽霊や驚異の部屋などの怪事件に、霊能者アリスと武闘派シェエラザードの美女バディが挑む。邪悪な呪術画家・ユディットの再登場や心霊体質のメイド・スージーも加わり、可笑しみと奇想が交錯する展開は、著者ならではの味わいだ。😁

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します