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栞と紙魚子の百物語

Daijiro Moroboshi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022131201
ISBN 10 : 4022131209
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2008
Japan

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Book Meter Reviews

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  • 夜間飛行

    神様や物の怪どうしの争いの話が多い。男たち(鬼の木一、稲生平太郎、管正一、稲荷のコン太ら)は、何やかやと争いの種を播いてしまう。一方、栞は稲生物怪録の平太郎に変身したりクダ狐に憑かれたりと、争いに巻き込まれつつ話を動かしていく存在だ。さらにここでは段先生の奥さんや弁天様の存在感が絶大であり、全般に女性の神秘的なパワーが話を方向づけ、争いに決着をつけるのだった。妖怪の総大将・山ン本五郎左衛門も段先生の奥さんにはまるで歯が立たない。弁天様は争いに参加せず、ひたすらナルシストであり、肖像権にめちゃくちゃ厳しい。

  • はる

    買い本。「無面目」を読んだ後、「栞と紙魚子」のシリーズにそのままはまる。そしてまだ持っていなかった本まで買う。妖怪司書やら管狐の新顔も相変わらずのパワーのクトルーちゃんも美人の弁天様も…。安心して楽しい諸星ワールド。栞と紙魚子に着物が似合っている。特に紙魚子の正座姿は姿勢が良くて綺麗だ。

  • ポテンヒット

    楽しみにちびちび読んでいたのにもう最終巻。物の怪が百物語を始めたりして相変わらずユルいけど、そこが良い。異質な者を追い詰めず、彼らの居場所を尊重する所は、人間同士にも必要だなと思う。それにはユルさが結構重要なんだろう。段先生と奥さまのなれそめも知れて良かった。本の帯にドラマのDVD発売の宣伝があるが、特典に諸星先生の書き下ろし漫画とムルムル製氷皿が付いている!欲しい…。

  • 5〇5

    〜目玉おやじ(ゲゲゲの鬼太郎)調で〜                                   ふぅ〜む。この巻は、もののけ・妖怪が大集合じゃな。しかも、その面々ときたら実にユニークなんじゃ。頭から赤子をひり出す、妖怪「頭赤子(あたまあかご)」なんぞは笑ってしもうたわい。そして、会話のぼけとツッコミかげんも楽しめるのう。とぼけたストーリーを描いても上手いもんじゃな。(◎)/

  • まねきねこ

    とてもおもしろい。この作家の絵とストーリーとちょっと間抜けなコマが入るのがなんとも悦。妖怪がフレンドリーなんですよね。お姉ちゃんに妖怪が怒られたりするし。ださいおさむの入水って玉川のことかい。

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