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ISBN 10 : 4623091236
Content Description
「なぜ、災害からの生存率ならびに被災地の復興過程・スピードが地域により異なるのか」。本書は東日本大震災を事例として、この疑問を政治学・社会学の領域から明らかにしたものである。個人・市町村・県といった対象ごとに岩手県・宮城県・福島県で行ったインタビューによる質的調査とデータを用いた量的分析を基に、生存率・復興過程の地域格差を分析。また日本だけでなく、アメリカ・中国・インド・ハイチ等の国レベルでの災害復興対策についても考察。地域コミュニティにおける今後の災害の備えや、市町村・県および国レベルでネットワーク・ガバナンスを高めるための施策を考える上で、多くの示唆が得られる一冊。
目次 : 第1章 東日本を襲った3重災害/ 第2章 被災者個人レベルの分析―近隣住民同士の助け合い/ 第3章 市町村レベルの分析―支援を呼び込む垂直方向のつながり/ 第4章 県レベルの分析―復旧成果の明暗を分けたネットワークの力/ 第5章 国家レベルの分析―日本政府のガバナンスに見られた変化/ 第6章 国家間の比較による分析―国民の生死を分ける政府の対応/ 第7章 信頼関係の構築と連携の強化
【著者紹介】
飯塚明子 : 1978年生まれ。2010年京都大学大学院地球環境学舎博士(地球環境学)。現在、宇都宮大学留学生・国際交流センター助教。ノースイースタン大学(米国)招聘研究員
石田祐 : 1978年生まれ。2007年大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程単位取得退学。博士(国際公共政策)。現在、宮城大学事業構想学群准教授・地域創生学類長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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