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すり替えられた誘拐 創元推理文庫

D・m・ディヴァイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488240134
ISBN 10 : 4488240135
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

問題はすべて親の金で解決、交際相手は大学の講師―。そんな素行不良の学生バーバラを誘拐する計画があるという怪しげな噂が、大学当局に飛びこんでくる。そして数日後、学生たちが主催する集会の最中に、彼女は本当に拉致された。ところが、この事件は思いもよらぬ展開を迎え、ついには殺人へと発展する!謎解き職人作家ディヴァインが誘拐テーマに挑んだ、最後の未訳長編。

【著者紹介】
D・M・ディヴァイン : 1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆活動に入る。デビュー以降もアントニイ・バウチャー、H・R・F・キーティングら具眼の士より絶賛される、極めて完成度の高い本格作品をものした。1980年没

中村有希 : 1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★☆☆ ディヴァイン作品では最後の未訳長編。 いつも通り殺人事件が起こり、それを素人探偵が推理する展開に恋愛が絡むというストーリー。 安定の面白さだったが、犯人は中盤でほぼ明白になり、終盤はサイコホラーぽくなる。色男のデントンが結構なクズ野郎なんでオチも予想できた。犯人に同情できる部分もあって複雑な読後感。しかしブライアンとローナには幸せになって欲しいところ。最初はいけすかない学者だったブライアンの成長物語としては最高の出来!

  • W-G

    解説では、本格推理とサスペンスの融合を狙ったのではと考察が展開されている。2023年に読んだ身からいわせてもらえば、本格要素はあまり感じられず、九割以上サスペンス。ただ、面白いのは確かで、人物造形と、それに見合った結末の持っていき方はかなり好き。上手く作品に消化出来ていないパーツが多く、ロイ・メイソンの騒動を描く必要性が弱かったり、フランクとアンのカップルも、わざわざフランクを視点人物の一人にまでした意味を見出だせずに終わってしまったように感じられた。瑕疵はあるものの、妙に味わいも深い一品。

  • yukaring

    大学を舞台に繰り広げられる誘拐をテーマにしたディヴァイン最後の未訳長編。シンプルで無駄のないサスペンス仕立てのフーダニットがディヴァインらしくて面白い!学生達が企む資産家令嬢の誘拐、大学当局も半公認の狂言誘拐のはずだったのに・・。ついには殺人まで発展する事件、内部にいると覚しき共犯者の影。1人の人物に疑惑の目が集中する中、彼の疑いを晴らすために奔走するその姉と主人公。ひと癖もふた癖もある教員や学生達に翻弄されながら辿り着く真相。犯人に意外性はないものの推理の過程、動機などどれをとっても楽しめる物語だった。

  • stobe1904

    【ディヴァイン最後の未訳作品】大学を舞台にしたサスペンス色が強いミステリ。大学側の対応に抗議するため、富豪の娘で学生バーバラの狂言誘拐が計画されるが、狂言ではなく殺害されてしまう…。ハズレがなく安定して良質なミステリを提供してくれたディヴァイン作品だが、この作品でもその面白さは健在。ヒネリが加わったほろ苦い結末も秀逸。折を見て一連の作品を読み返してみたい。★★★★☆

  • Nat

    図書館本。ディヴァイン最後の未訳長編。珍しく中盤あたりで怪しいと思った人が犯人だった。最後にどんでん返しがあるかなと思ったが、なかった。エピローグでブライアンがお母さんに出した手紙がなかなか良かった。

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