In The Red

〜（レーベル資料より）〜
　スウェーデン出身の女性4人組。’9８年、ベースのイーダとギターのクララによって結成される。シンガーにジョーイ、ドラムにニッキを迎えたバンドはライヴ活動を開始。2ndギターの必要性を感じたバンドはミアをリード・ギターとして獲得する。その後、シンガーのジョーイがバンド脱退を表明したため、ミアがヴォーカルも兼任することとなり、バンドの原型がここに固まった。そして1st「In Distortion We Trust」を’05年にリリース、IN FLAMES,MOTÖRHEADらのサポートもこなしたバンドは熱狂的に迎えられた。メタル、パンク、ポップ、スラッシュから抽出した要素をブレンディングし、彼女達ならではのサウンドを構築したバンドはMOTÖRHEAD とTHE RUNAWAYSが融合したかのようだ！と形容される。

　実力派シンガーとして知られるマッツ・レヴィンをプロデューサーに迎えて発表した2nd「’Til Death Do Us Party」(’09)は精度も向上し、メタル感性溢れるアグレッシヴなサウンドで話題となる。ユーロ・ツアーを行ったバンドは知名度もよりアップさせ、’10年のWacken Open Airにも出演も果たす。

　‘12年、硬派でワイルドな形を提示したアルバム「The Midnight Chase」を発売。ユーロ・ツアー、フェス参戦を筆頭にUSとブラジル・ツアーも行い、さらにその活動の範囲を広げることに成功。そして通算4作目となる「In The Red」が完成した。現実と向き合い、よりシリアスに前進した「今」の彼女たちの姿と考えが封じ込められた作風となっている。何よりも力強く、磨きがかかったその表現力にさらなる期待がかかる。「ジャムを繰り返した後、私達のエモーショナルな部分がより溢れるように心掛けてレコーディングしたの。ソングライトのレベルもより高い位置へアップすることができた。今回はグルーヴ感とヴォーカル・メロディにとても力を注いだわ。その結果に十分満足しているし、ベストと呼べるものを創り上げることができたわ。」