Crosby, Stills And Nash

元バーズのデヴィッド・クロスビー、元バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス、ホリーズのグラハム・ナッシュによって結成された空前絶後のスーパーグループ、クロスビー、スティルス＆ナッシュ (CS＆Y) 1969年の大ヒットデビューアルバム『Crosby, Stills ＆ Nash』が、モービル・フィデリティ社より ナンバリング入り限定盤ハイブリッドSACDで登場。

のちのウエストコーストロック〜カリフォルニアサウンドを方向付けたこの『Crosby, Stills ＆ Nash』は、当初、ロンドンでのレコ―ディングセッションにも参加していたビートルズのジョージ・ハリスンを介して アップルレコードからのリリースも検討されていたという逸話も残されている。

最終的にアトランティックレコードより発売された本作からは、スティーヴン・スティルスの元交際相手でもあった女性フォークシンガーソングライター、ジュディ・コリンズのことを歌ったといわれるデビューシングル「Suite: Judy Blue Eyes (組曲：青い眼のジュディ)」、３人の完璧なコーラス＆ハーモニーが瑞々しい「Helplessly Hoping (どうにもならない望み)」、軽快なサウンドが特徴的な「Marrakesh Express (マラケシュ行急行)」、サイケデリックなフレイヴァーも感じられる「Wooden Ships (木の舟)」など、60年代ロックシーン、または ”ウッドストック・イヤー” の「1969年」というロック史における重要な転換期に燦然と輝く名曲が生まれている。