この作品は、HMVオンラインにおいては Siouxsie Sioux と Budgie のユニット、Creatures のものでありしかも代表作であるかのように表示されますが、実際は南カリフォルニアの、テイストも全く異なるスラッシュメタルバンドのデビューアルバムです。

★BUDGIE:WESTERN KIT DRUMS★LEONARD ETO:JAPANESE TAIKO DRUMS★HOPPY KAMIYAMA:KAOSS PAD & TAPES★★ひたすら打楽器が鳴りまくり。はっきり言って超ｳﾙｻｲ！ある意味で轟音!!太鼓群のｲﾝﾌﾟﾛｳﾞｨｾﾞｰｼｮﾝ作品の為、SIOUXSIE姐御の声は拝めませんが、迫力ｱﾘです!!!

原始的ビート。呪縛的ボーカルが妙に心地よい一枚です。バンシーズより好きだなあ。

熱帯雨林な民族音楽をﾃｸﾉｻｳﾝﾄﾞでｺｰﾃｨﾝｸﾞ｡はじけた曲は少ないけど､これはｸﾘｰﾁｬｰｽﾞのｱﾙﾊﾞﾑの中では最高傑作かも｡お馴染みのｺﾞｽ色やﾀﾞｳﾅｰ色も強いけど､打楽器の何気なうるささも強くてたまらない｡来日公演も良かったぞ！※国内盤の帯裏は､なんか笑えるｽｰｼﾞｰ紙幣！！

前作で取り入れていたﾃｸﾉ色は後退し､今作では僅かな装飾音を使いつつも､あくまで声と打楽器がﾒｲﾝ｡複雑さや派手さが無く超ｼﾝﾌﾟﾙながら､かなり深化していて､怖いくらいｽﾄｲｯｸな感じもする｡しかも相当な気だるさ！雨の日に聴くと雰囲気が増大します★

ｸﾘｰﾁｬｰｽﾞの初期音源が1曲も余すことなく1枚にｷﾞｯｼﾘ！超然とした女帝ｽｰｼﾞｰの張りのある声と､ﾊﾞｯｼﾞｰやｹﾞｽﾄ陣のﾄﾞﾗﾑ･ﾊﾟｰｶｯｼｮﾝ類が響き轟く民族音楽的80'sﾆｭｰｳｪｲｳﾞ!!