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Lecons de Tenebres : Louis-Noel Bestion de Camboulas / Ensemble Les Surprises

Couperin, Francois (1668-1733)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ALPHA1129
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


容赦ない死のイメージが隣り合う、中低音男声による異色の『ルソン』像

カトリックの宗教施設では、復活祭に先立つ早春の受難週に際し、未明から日の出にかけ旧約聖書の「哀歌」を唱えて罪の悔悛を促す「ルソン・ド・テネブル(暗闇の朝課)」の祈りが行われていました。17〜18世紀のフランスではこの祈りを半日ずらし、器楽の参入を通奏低音のみに絞った質素な祈りの音楽が日中に演奏されており、マルカントワーヌ・シャルパンティエ、ミシェル=リシャール・ドラランド、クープランなどの大家が名作を残しています。
 特にフランソワ・クープランの3曲は名盤が多く存在しますが、ほぼ全て女声かカウンターテナーによる高音歌唱での解釈。それは作品が女性向け施設で演奏されていたことに起因しますが、フランス最前線で活躍する「レ・シュルプリーズ」は他の宗教施設における男性の歌唱でも同作が演奏されていたであろうことを意識、中低音の男声歌唱でこれらの名曲を演奏しています。
 温もりあるテノールとバリトンの美声で描き出されるクープラン作品は、「哀歌」の作者とされる預言者エレミア自身が切々と語っているかのような説得力に満ちた演奏。前後や曲間では他の作曲家による作品が男声合唱で歌われ、冒頭では17世紀の南仏の作曲家ギヨーム・ブジニャックによる峻厳な合唱曲が、容赦ない死の現実を突きつけるかのように響き、本盤の独特な音世界へと聴き手を引きずり込みます。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ブジニャック[c.1587-c.1643]:おお死神よ、わたしがおまえの死神となろう
2. F.クープラン[1668-1733]:独唱(と通奏低音)のための第1ルソン
3. シャルパンティエ[1643-1704]:わたしの弟子のうち一人が H.114(応唱)
4. F.クープラン:独唱(と通奏低音)のための第2ルソン
5. シャルパンティエ:わたしの心は死ぬほど悲しい H.126(応唱)
6. F.クープラン:2つの独唱(と通奏低音)のための第3ルソン
7. 作者不詳:アンティフォナ『おお死神よ、わたしがおまえの死神となろう』
8. ドラランド[1657-1726]:ミゼレーレ(わたしを憐れんでください)

 アンサンブル・レ・シュルプリーズ
(古楽器使用)
 パコ・ガルシア(テノール独唱:2,8)
 エティエンヌ・バゾラ(バリトン独唱:5)
 ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ(クラヴサン=チェンバロ、オルガン、指揮)

 録音時期:2024年11月
 録音場所:フランス中部サントル地方ロワレ県アミリ、サン=マルタン教会
 録音方式:ステレオ(デジタル)


Customer Reviews

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落ち着いた男声による歌唱である。Fクープ...

投稿日:2025/07/31 (木)

落ち着いた男声による歌唱である。Fクープランの作品は他の作曲者の作品と比べ一等地抜いて、広がりや深みを感じる。心が落ち着く録音であると感じた。

げたんは さん | 鹿児島県 | 不明

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