CD

April In Paris

Count Basie

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
POCJ9221
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

カンザス・シティからシカゴ、ニューヨークと続くベイシーの旅はまさにジャズがニューオリンズを出発してミシシッピー川を北上し、やがてニューヨークへと辿り着く旅のような世界だった。その意味ではベイシーがここで「辿り着いた」パリは、ジャズをもともと温かく迎えてくれたヨーロッパ文化の先進都市だった。1950年初頭、経済的な理由を含めベイシーはオーケストラを解散して小編成のバンドでの活動を余儀なくされていた。そこにノーマン・グランツからの「ビッグバンドを再生して,私のレーベルのために吹きこんで欲しい」という願ってもない申し出があり、ベイシーは張り切ってバンドを再び集め演奏に邁進した。それが1952年のことだから本作はそれから約3年の月日が流れ、再生ベイシー・オーケストラも脂が乗って来た時期に吹き込まれている。録音はニューヨークで行われており、残念ながらパリでの演奏ではないが、タイトル曲「パリの四月」はヨーロッパの香りを漂わす演奏である。むしろベイシ−というよりエリントンの華麗さを思い出させるアレンジで、ベイシー・スイングのリズムに乗って展開する“ソフィスティケイテッド・ベイシー”の演奏である。<br> メンバーはサド・ジョーンズ、ジョー・ニューマン、ベニー・パウエル、マーシャル・ロイヤル、フランク・ウェス、フランク・フォスターらフロントの主力メンバーに加えフレディ・グリーン、エディ・ジョーンズ、ソニー・ペインの3人がベイシーと共にリズムを形成するアルバムである。なお、「ミジェッツ」だけはジョー・ニューマン(tp)フランク・ウェス(fl)をフロントにした「カンザス・シティ・シックス」といったメンバーで演奏される。ニューマン自身の『ミジェッツ』というアルバムとの比較も楽しいだろう。ハーマン・レナードが撮ったジャケット写真も「如何にも....」の雰囲気を伝えてくれる。<br><トラックについて><br>1)エイプリル・イン・パリ <br> テーマ部分のアンサンブルが重厚なパリの石畳を思い出させるオープニング。この時代のベイシー・バンドはニューヨークの若者たちにとっても最もヒップなものの一つであったようで、その意味ではこの“イカシタ”演奏がライブで展開されたときの聴衆の盛りあがりは想像にしくはない。エンディング・テーマの繰り返しも余韻を楽しむファンには願ってもない。なんと盛りあがった会場で125回もこれを繰り返したこともあったそうである!<br>2)コーナーポケット<br> これまたベイシー・ナンバーとして超有名な作品。アレンジは原ライナーによればアーニー・ウイルキンスの手になる。サド・ジョンズ、ジョー・ニューマンのソロのあとフランク・ウエス(ts)がメロディックでリフっぽい、如何にもベイシー・バンドらしいソロを取る。<br>3)ディドント・ユー<br> ヘンリー・コカーをフィーチャーしたこの曲は比較的静かに淡々と進むベイシー・スイングの中でもおとなしい作品。作曲はフランク・フォスター、CDライナー・ノーツにはまだ名前が決まっていないオリジナル・テープのボックスの上に書かれたクレジットが「フォスターズ・チューン」とだけ書かれている。このレコーディングのために作曲された曲かもしれない。<br>4)スウィート・ケイクス<br>アーニー・ウイルキンス作曲の作品、如何にも品のよい、ベイシーの間をうまく使ったピアノ・プレイが聴かれる。挿入されるほかの曲の断片にベイシーのユーモアが見え隠れする素晴らしいピアノ・プレイだ。この曲だけでベイシーのピアニストとしての非凡さがわかる。<br>5)マジック<br> フランク・ウェス作曲の作品。ウエス自身がテナー・ソロをとる。この曲も如何にもベイシー・バンドに合ったメロディの作品で、この頃のメンバー達もベイシー・バンドのバンド・カラーに合わせた曲を持ち寄っていたことがわかる。トロンボーン・ソロに続いて出てくるウエスは明らかにフォスターとは異なる音色に気が付く。<br>6)シャイニー・ストッキングス<br> あまりにも有名なフランク・フォスターの傑作。ここでメロディが少し崩され、かえって印象的に耳に残る。アレンジのバックで奏でるピアノ・ソロがこれまた粋である。<br>7)ホワット・アム・アイ・ヒア・フォー・ユー<br> フランク・フォスターのアレンジによる朋友デューク・エリントンの作品。すっかりベイシー・サウンドになったエリントン・ナンバーは心地よく響く、ユーモアに富んだオープニングからのジョー・ニューマンのミュート・トランペットによるソロ、続くのはベイシーのやや抑え気味のピアノの演奏が続く。<br>8)ミジェッツ<br> ジョー・ニューマンの作曲による“ドライヴィング“な作品。ニューマンのミュートでのソロに続くのは、タイトなグリーンのリズム・ギターをバックにテンション高いソロを連発するベイシー、そして、ニューマンと(fl)の掛け合いがスピード感たっぷりで進行する。<br>9)マンボ・イン<br> ムードを変えてラテン・リズムのマリオ・バウザの作品。モトンドソロはなしでサウウンド全体を聴かせる。パーカッションに加わっているのはホセ・マンギャル、ウバルト・ニエト。<br>10)ディナー・ウィズ・フレンズ<br> ニール・ヘフティ作曲編曲によるスピーディな作品。ジョー・ニューマンが今度はオープンで、フランク・フォスターがテナーでソロを取り,初めてドラムのソニー・ペインが途中でフィーチャーされる。

Track List   

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