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Rheinmadchen : Pichon / Pygmalion, B.Fink(Ms)Anneke Scott(Hr)etc

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
HMC902239
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

フランス古楽界注目の若手ラファエル・ピション
すべての芸術家を魅了するライン川を描く


いま最もフランス古楽界で注目されている1984年生まれのラファエル・ピション。これまでにハルモニアムンディから『バッハ:レオポルト候のための葬送音楽』や『ラモー:カストールとポリュックス』など、既成概念を覆すようなアプローチの録音を発表し現代古楽界に衝撃を与えています。
 このアルバムは彼が率いるアンサンブル・ピグマリオンと、メゾ・ソプラノのベルナルダ・フィンク、そしてハープのエマニュエル・セイソンをメインに迎え、ライン川に魅了された作曲家シューベルト、シューマン、ブラームス、ワーグナーらの女声合唱を中心としたプログラムを収録しています。
 スイス、ドイツ、フランス、オランダにまたがって流れるライン川は、美しい少女に魅せられた水夫を誘惑し、船を遭難させるという「伝説」や神話が残され、数々の歴史の舞台となり、ヒューゴ、ネルバル、ハイネ、アインヒェンドルフ、ターナーなど多くの作家、画家、芸術家を魅了し続けています。ワーグナーの『ラインの黄金』では、ラインの川底に隠された黄金を守る3人の水の乙女たちが登場します。ピションとピグマリオンはその「乙女」とともに川の流れをたどろうというプログラミングで、それぞれの曲をいくつかのカテゴリーに分け、父なるラインの秘密に迫っています。珍しい女声合唱曲の数々をカウンター・テナーとしても活躍するピションならではの解釈で聴かせてくれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
『モルペウスの娘』

● ワーグナー:ライン川の河底に(女声合唱、ハープ、4つのホルン、2本のコントラバス)
● シューマン:子守歌 Op.78-4(女声四重唱とハープ)〜ヴィンセント・マナック編曲
● ブラームス:私は角笛を苦しみの谷で鳴らす Op.41-1(4つのホルン)

『人魚』
● シューマン:ロマンス第1集 Op.69-5『海の女神』
● シューベルト:詩篇23番『主はわが飼い主』D.706(女声とハープ)
● シューマン:ロマンス第2集 Op.91-6『海の中で』

『セレナーデ』
● ワーグナー:ジークフリート〜ジークフリートの鐘(ホルン・ソロ)
● ブラームス:女声合唱のための13のカノン Op.113-5『かたい決意』
● シューベルト:セレナーデ D.920(メゾ・ソプラノ、女声合唱)

『嘆きの女たち』
● シューベルト:私は涙に濡れて D.131b(単純な3声のカノン)
● シューマン:ロマンス第1集 Op.69-6『礼拝堂』
● シューベルト:挽歌 D.836(女声合唱、2つのホルン、ピアノ/ハープ)
● ワーグナー:神々の黄昏〜葬送行進曲(4つのホルン)〜ジェームズ ウィルコックス編

『もの憂い恋のうらみ』
● イザーク:インスブルックよさらば〜ヴィンセント・マナック編曲
● ブラームス:女声合唱のための13のカノン Op.113-2『愛の神は私に過酷な姿であらわれる』
● ブラームス:女声合唱のための13のカノン Op.113-13『もの憂い恋のうらみ』

『ラインの娘』
● ワーグナー:神々の黄昏〜ラインの娘(女声合唱、2つのホルン、ハープ)〜ヴィンセント・マナック編曲
● ブラームス:2つのホルンとハープを伴う女声合唱のための4つの歌(ハープは鳴り響く/シェイクスピアの歌『死と来たれ』/庭師/フィンガルの歌)

 ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
 エマニュエル・セイソン(ハープ)
 アネケ・スコット(ホルン)
 ヨゼフ・ワルター(ホルン)
 オリヴィエ・ピコン(ホルン)
 クリス・ラーキン(ホルン)
 アンサンブル・ピグマリオン
 ラファエル・ピション(指揮)

 録音時期:2015年7月
 録音場所:パリ、サン=テスプリ寺院
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Track List   

  • 01. Auf Dem Grunde Des Rheines
  • 02. Wiegenlied, Op. 78, No. 4
  • 03. Ich Schwing Mein Horn Ins Jammertal, Op. 41, No. 1
  • 04. Meerfey, Op. 69, No. 5
  • 05. Gott Ist Mein Hirt, D706
  • 06. In Meeres Mitten, Op. 91, No. 6
  • 07. Sonnerie de Siegfried
  • 08. Wille, Wille Will Der Mann Ist Kommen!, Op. 113, No. 5
  • 09. Stndchen, D920
  • 10. Lacrimosa Son Io, D131B
  • 11. Die Capelle, Op. 69, No. 6
  • 12. Coronach, D836
  • 13. Marche Funbre de Siegfried
  • 14. Innsbruck, Ich Muss Dich Lassen
  • 15. Grausam Erweiset Sich Amor An Mir, Op. 113, No. 2
  • 16. Einfrmig Ist Der Liebe Gram, Op. 113, No. 13
  • 17. Die Rheintchter
  • 18. Es TNT Ein Voller Harfenklang
  • 19. Lied Von Shakespeare
  • 20. Der Grtner
  • 21. Gesang Aus Fingal

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同盤のコンビによる「私の夢(シューベルト...

投稿日:2023/04/18 (火)

同盤のコンビによる「私の夢(シューベルトの散文にインスピレーションを得たドラマ仕立ての音楽作品集、2020年録音)」を聴いたのち、この盤に辿り着いた。こちらのインスピレーションの源泉はライン川。ライン川は、ヨーロッパの文化・芸術の発想の源のひとつといってもよいのだろう。ワーグナーのライン川に端を発する楽劇から音楽が開かれていく。ライン川の様々な表情を縁取るようにシューベルト・シューマン・ブラームスなどの歌たちがいろどりを添えていく。曲はドイツものだが、変な堅苦しさはなく、柔らかな絹の生地をそっと添えたような肌触りの良さと滑らかさはフランスの演奏家だからこそなせるのか? 作曲者も聴いたかもしれない当時(複製ではあるが)のホルンの響きは特に美しい。音楽によるライン川散策。音楽にとどまらず、詩・文学・絵画にも興味は広がる。ライン川の流れのように滔々と…。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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