Fritz Kreisler in America 1940's

ＧＤシリーズ
フリッツ・クライスラー/アメリカ録音集 1940's
選曲・監修：クリストファ・N・野澤

今日ではクライスラーといえば作曲家というイメージが強くなっていますが、20世紀前半の最高のヴァイオリニストだったことを忘れてはならないでしょう。ヴィルテュオーゾとして一流だったばかりでなく、19世紀的な香りを遺しながら、ヴィブラートのかけ方など新しい20世紀の奏法を確立した重要人物でした。
　本CDは、アメリカ定住後の’40年代の演奏を集めたもので、SP盤、V-disc、放送（ライヴ）の３通りを収録しました。（グリーンドア音楽出版）

【収録情報】
・クライスラー：ヴィヴァルディの形式によるヴァイオリン協奏曲ハ長調
　ドナルド・ヴーアヒーズ指揮、RCAビクター管弦楽団（録音：1945年5月2日）

・ヴィオッティ：ヴァイオリン協奏曲22番イ短調より第2楽章、第3楽章
・アイルランド民謡：ロンドン・デリーの歌
・ドヴォルザーク：ユーモレスク op.101-7
・アルベニス：タンゴ ニ長調 op.165-2
・ファリァ：ホタ〜7つのスペイン民謡より
・ラヴェル：ハバネラ形式の小品
・クライスラー：クープランの形式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ
・クライスラー：美しきロズマリン
・クライスラー：中国の太鼓 op.3
・クライスラー：オールド・リフレイン
　ドナルド・ヴーアヒーズ指揮、管弦楽団（ライヴ録音：1945年）

・クライスラー：ウィーン奇想曲 op.2
　ドナルド・ヴーアヒーズ指揮、管弦楽団（録音：1944年7月11日）
　V-disc 304

・クライスラー：ウィーン風狂詩的小幻想曲
　RCAビクター管弦楽団（録音：1946年12月20日）

　フリッツ・クライスラー（ヴァイオリン）