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Enrico Gatti : Imitating The Human Voice -The Complete Arcana Recordings (13CD)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
A206
Number of Discs
:
13
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


貴重な音源復活も! イタリア古楽器界の大御所ガッティによる「Arcana」録音を総結集

20世紀後半のイタリアにあって、バロック奏法や古楽的作品研究のノウハウをいち早く徹底し、本場発の感性と、楽器・奏法ともに作品成立当時のスタイルで、昔日のイタリアに花開いていた豊かな音楽遺産の魅力を知らしめてきたバロック・ヴァイオリン奏者、エンリコ・ガッティ。選びぬかれた音楽史上の傑作と共に知名度が低いながらも重要な作品・作曲家を厳選し、当時の姿をじっくり読み解きながら丹念に進めてきた録音の多くは、現在ミラノに拠点をおく古楽レーベル「Arcana」で制作されてきました。
 今回はイタリアのバロックを代表する17から18世紀の大家たちの作品を中心に、いずれもリリース当時から世界各地で高い評価を博してきた「Arcana」での名盤を13枚組ボックスに結集。仕様変更で発売されるたび絶賛が再燃するコレッリのソナタ集や、近年までプレス切れだったヴェラチーニやタルティーニの音源に加え、ナポリの巨匠たちの業績に迫ったアルバムや弦楽四重奏による対位法探求アンソロジーなど比較的近年の録音も惜しみなく投入。これも人気の高いバッハの『音楽の捧げ物』全曲盤や15年以上廃盤状態だったモーツァルトのソナタ集など、イタリア以外の作曲家たちの貴重な音源が収録されている点も見逃せません。
 人間の歌声こそ最上の音楽とされていたバロック時代、それに最も近い表現ができるとされた楽器の1つがヴァイオリンだったことを改めて思い起こさせる演奏内容は、今回のボックスのタイトルにも表現されています。ブックレットにはアーカイヴ写真が満載で、バンキーニ、レオンハルト、そして日本の「アントネッロ」とのショットも見ることが出来ます。(輸入元情報)

● Disc1 ヴェラチーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
● Disc2-3 コレッリ:トリオ・ソナタ集 Op.3と生前未刊行作品
● Disc4-5 モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタと変奏曲
● Disc6 ストラデッラ:聖夜のためのカンタータ
● Disc7 J.S.バッハ:音楽の捧げ物
● Disc8-9 タルティーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
● Disc10-11 コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.5
● Disc12 パレストリーナからモーツァルトまで、対位法の源を探る旅
● Disc13 1挺から4挺のヴァイオリンを伴うナポリ・バロックの器楽作品

【収録情報】

Disc1(A456)
ヴェラチーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集

● ソナタ ト短調 Op.1-1
● ソナタ ホ短調 Op.2-8
● ソナタ ホ短調 Op.1-6
● ソナタ ニ短調 Op.2-12

 エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)
 グイド・モリーニ(チェンバロ)
 アラン・ジェルヴロー(チェロ)

 録音:1994年3月11-15日 フランス、アブロヴィル教会
Disc2-3(A402)
コレッリ:教会ソナタ形式のトリオ・ソナタ集 Op.3(全12曲)と生前未刊行の作品

● 教会ソナタ形式のトリオ・ソナタ集 Op.3
 ソナタ第2番ニ長調
 ソナタ第5番ニ短調
 ソナタ第6番ト長調
 ソナタ第7番ホ短調
 ソナタ第8番ハ長調
 ソナタ第10番イ短調

● 生前未刊行のソナタ
 ソナタ イ長調 WoO.5
 ソナタ ト短調 WoO.9
 ソナタ ニ長調 WoO.8

● 教会ソナタ形式のトリオ・ソナタ集 Op.3
 ソナタ第12番イ長調
 ソナタ第9番ヘ短調
 ソナタ第3番変ロ長調
 ソナタ第11番ト短調
 ソナタ第1番ヘ長調
 ソナタ第4番ロ短調

● 生前未刊行のソナタ
 ソナタ ニ長調 WoO.7
 ソナタ ニ長調 WoO.6
 ソナタ ト短調 WoO.10
 ソナタ ニ長調 WoO.4*

 アンサンブル・アウローラ(古楽器使用)
  エンリコ・ガッティ、オディール・エドゥアール(ヴァイオリン)
  アラン・ジュルヴロー(チェロ)
  グイド・モリーニ(チェンバロ、ポジティフ・オルガン)
  カール=エルンスト・シュレーダー(キタローネ)
  ガブリエーレ・カッソーネ(ナチュラル・トランペット)*

 録音:1996年9月16-20日、1997年9月15-20日 フランス、グランセ=ル=シャトー=ヌヴェル教会
Disc4-5(A406)
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ K.301-306、変奏曲 K.359、360

● ヴァイオリン助奏付のクラヴサンまたはフォルテピアノのための6つのソナタ(マンハイム・ソナタ集)
 ソナタ第4番ホ短調 K.304
 ソナタ第1番ト長調 K.301
 ソナタ第3番ハ長調 K.303
 ソナタ第2番変ロ長調 K.302

● アンダンティーノ『ああ、わたしは恋人を失った』による6つの変奏 K.360

● ヴァイオリン助奏付のクラヴサンまたはフォルテピアノのための6つのソナタ(マンハイム・ソナタ集)
 ソナタ第5番イ長調 K.305
 ソナタ第6番ニ長調 K.306

● アリア『羊飼いの娘クリメーヌ』による変奏曲 K.359

 ラウラ・アルヴィーニ(フォルテピアノ/ヴァルター1785年頃製オリジナル)
 エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)

 録音:1997年10月29日〜11月3日 イタリア、ブリオスコ、メディチ=ジュリーニ荘
Disc6(A331)
ストラデッラ:
● 弦楽器群によるソナタ 〜2挺のヴァイオリンとリュートの独奏、および弦楽合奏のための
● 降誕祭に寄せる3声と合奏のためのカンタータ『笑みに口をほころばせ』
● 降誕祭に寄せる6声と合奏のためのカンタータ『ああ、あまりにも正しく』


 ラヴィニア・ベルトッティ、バルバラ・ザニケッリ、エマヌエーラ・ガッリ(ソプラノ)
 ロベルト・バルコーニ(アルト=カウンターテナー)
 マウリツィオ・シウート(テノール)
 カルロ・レポーレ(バス)
 ロベルト・ファルコーネ、ジョヴァンニ・デ・ローザ(ヴァイオリン)
 ワリー・ピトゥエッロ(チェロ)
 グイド・モリーニ(チェンバロ)
 アマヤ・フェルナンデス・ポスエロ(オルガン)
 マラ・ガラッシ(ハープ)
 フランコ・パヴァン(テオルボ)
 ルチアーノ・ミティッロ(コントラバス)
 ミラノ市立音楽院バロック管弦楽団(古楽器使用)
 エンリコ・ガッティ(指揮)

 録音:1997年12月21-23日 イタリア、モデナ、コッレガラ教区教会
Disc7(A384)
J.S.バッハ:
● 音楽の捧げ物 BWV.1079(全曲)
● ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV.1021
● フルート、変則調弦のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV.1038


 アンサンブル・アウローラ(古楽器使用)
  エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)
  マルチェッロ・ガッティ(フラウト=トラヴェルソ)
  ガエターノ・ナジッロ(チェロ)
  グイド・モリーニ(チェンバロ)

 録音:1999年11月27日〜12月1日 フォントヴロー修道院
Disc8-9(A908)
タルティーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集

● タルティーニ氏によるヴァイオリン独奏と低音部のためのソナタ集 Op.1(1734年アムステルダム刊)より
 ソナタ第12番ヘ長調 B.F4
 パストラーレ(ソナタ第13番)イ長調 B.A16
 ソナタ第4番ト長調 B.G17
 ソナタ第10番ト短調『見捨てられたディドーネ』 B.g10
 ソナタ第3番ハ長調 B.C11

● ジュゼッペ・タルティーニによるヴァイオリンと低音部のためのソナタ集 Op.2(1745年ローマ刊&1747年パリ刊)より
 ソナタ第1番ニ長調 B.D13
 ソナタ第4番ロ短調 B.h6
 ソナタ第5番イ短調 B.a10
 ソナタ第11番ホ短調 B.e8

 エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)
 ガエターノ・ナジッロ(チェロ)
 グイド・モリーニ(チェンバロ、オルガン)

 録音:2000年9月18-21日、2001年5月17-20日 フランス、ドルドーニュ、サン=ジャン=ド=コール教会
Disc10-11(A397)
コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ Op.5(全曲)

● ソナタ第1番ニ長調
● ソナタ第7番ニ短調
● ソナタ第2番変ロ長調
● ソナタ第8番ホ短調
● ソナタ第3番ハ長調
● ソナタ第9番イ長調
● ソナタ第4番ヘ長調
● ソナタ第10番ヘ長調
● ソナタ第5番ト短調
● ソナタ第11番ホ長調
● ソナタ第6番イ長調
● ソナタ第12番ニ短調『ラ・フォリア』

 エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)
 ガエターノ・ナジッロ(チェロ)
 グイド・モリーニ(チェンバロ)

 録音:2003年5月25日〜6月2日 イタリア北部パルマ県ランギラノ、カヴァーナ修道院
Disc12(A373)
『巨人の肩の上』〜パレストリーナからモーツァルトまで、対位法の源を探る旅

● パレストリーナ:『見よ、この偉大なる祭司を』のミサ曲〜キリエ・エレイソン
● フレスコバルディ:使徒たちのミサ曲 〜クリステ・エレイソン2
● フレスコバルディ:主日ミサ〜聖体奉挙にさいして弾く半音階的トッカータ
● パレストリーナ:曙に、やさしい春のそよ風が
● ラッスス:肌寒くも暗い夜
● カステッロ:4つの弦楽器による第15ソナタ
● ローゼンミュラー:4声による第7ソナタ
● コレッリ:4声のフーガ Anh.15(コレッリの単一主題による真のフーガ)
● J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080〜コントラプンクトゥス4
● モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
● モーツァルト:弦楽四重奏曲ト長調 K.387『春』

 アンサンブル・アウローラ(古楽器使用)
  エンリコ・ガッティ、ロセッラ・クローチェ(ヴァイオリン)
  セバスティアーノ・アイロルディ(ヴィオラ)
  ユディト・マリア・ブロンスターベルク(チェロ)

 録音:2010年10月10-14日 イタリア、ミアジーノ、サン・ロッコ教区教会
Disc13(A429)
『燃え立つごとき天才』〜1挺から4挺のヴァイオリンを伴うナポリ・バロックの器楽作品

● レーオ:4挺のヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲
● カイロ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
● マルキテッリ:2挺のヴァイオリンと通奏低音のための第8ソナタ
● フィオレンツァ:ヴァイオリン群(独奏および3部のヴァイオリン)と通奏低音のための協奏曲
● スプリアーニ:チェロ独奏のための第5トッカータ(作曲者自身による装飾付)
● カイロ:3挺のヴァイオリンとオルガン(通奏低音)のためのソナタ
● カイロ:2挺のヴァイオリンとチェンバロ(通奏低音)のためのソナタ
● マルキテッリ:3挺のヴァイオリンと通奏低音のための第2ソナタ

 アンサンブル・アウローラ(古楽器使用)
  エンリコ・ガッティ、マリー・ルキエ、ヨアンナ・フシチャ、セバスティアーノ・アイロルディ(ヴァイオリン)
  ガエターノ・ナジッロ(チェロ)
  グイド・モリーニ(ポジティフ・オルガン、チェンバロ)

 録音:2016年5月14-18日 イタリア、ナポリ、サンタ・カテリーナ・ダ・シエナ教会


Customer Reviews

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古楽器の演奏というと近年はかなり鮮烈な演...

投稿日:2023/02/16 (木)

古楽器の演奏というと近年はかなり鮮烈な演奏が多いが、これは柔らかいほっとする音色で録音会場の大きさも感じさせる。ブックレットにはペアマイクだけで録音していると思われる写真がある。あまりオンマイクでないこともあるのか、バイオリンの位置が演奏中に動くことがなく、ホールで聴いているような感じがする。ARCANAの録音は他も似たような雰囲気があるようだ。ガッティはバンキーニの弟子ということなので、昔のHarmonia Mundi FranceのEnsemble415のCDをいくつか聞き直してみたが、確かに似た柔らかい響きがする。 本CDはほっとする音は柔らかい響きだけでなく、選曲も気に入った。CD12,13にはあまり耳にしない作曲家の作品が入っている。特にCD12の「対位法の源泉を追って」と題したものはルネサンス末からモーツァルトまでの10名の作曲家の作品を取り上げていて興味深かった。ルネサンスの頃は小節の区分が無く、拍も明確でなかったのでかえって対位法のメロディーの流れがバロック時代よりもっと自由であったように感じる。 本CDボックスでは、各CDが単売されていた時のオリジナルのブックレットがOuthereのホームページから入手可能だがこれも実に嬉しい配慮である。歌を伴う曲では歌詞と解説が重要だ。他のCDセット物でも同様の配慮があればといつも思っている。

Dinkelbrot さん | 群馬県 | 不明

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