M.anderson(A)Songs At Eventide

わが母の教え給いし歌／M.アンダーソン
深く心に染み込んでゆく、マリアン・アンダーソンの絶唱
黒人としての差別を乗り越えて、世界的な評価を勝ち得た名歌手マリアン・アンダーソン（1897‐1995）が、引退直前に録音した、「夕べの歌」というタイトルのついた名盤の復活。「わが母の教え給いし歌」「カミン・スルー・ザ・ライ」「アニー・ローリー」「ブラームスの子守歌」など、ゆっくりとしたテンポでしみじみと歌われた名唱譜である。ロバート・ラッセル・ベネットの見事な編曲のもと、アンダーソンの長年の伴奏者ルップがチェンバロを弾き、ヴィオラのトランプラーやチェロのシャピロといった名手が顔をそろえた室内オーケストラが絶妙な伴奏でバックアップしているのもききものである。
解説：ロバート・ラッセル・ベネット、坂口紀三和、小林利之
歌詞対訳は付いておりません

1.わが母の教え給いし歌（ドヴォルザーク）
2.この愛しき青春の魅力が（アイルランド民謡）
3.夜もすがら（ウェールズ民謡）
4.昨夜（ハルフダン・チェルルフ）
5.流れよ、アフトン河（ロバート・バーンズ〜J.スピルマン）
6.夕べの祈り［歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より］（フンパーディンク）
7.カミン・スルー・ザ・ライ（スコットランド民謡）
8.ただおまえのまなざしで（ベン・ジョンソン〜コーネル・メリッシュ）
9.ロック・ローモンド（スコットランド民謡）
10.なつかしき愛の歌（ビンガク〜モロイ）
11.アニー・ローリー（ダグラス〜スコット）
12.子守歌（ブラームス）
［演奏］
マリアン・アンダーソン（コントラルト）
フランツ・ルップ（チェンバロ）
1.トーシャ・サマロフ（ヴァイオリン） 4.ハーヴェイ・シャピロ（チェロ） 6.ワルター・トランプラー（ヴィオラ）
RCAビクター室内管弦楽団
指揮および編曲：ロバート・ラッセル・ベネット
［録音：1964年2月21日＆22日、4月13日〜15日、20日、23日、30日、5月25日〜28日］
［世界初CD化］

LP初出： LSC-2769（1964年10月発売）
ADD／STEREO／24 BIT 96KHZ REMASTERING