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Maurizio Pollini Edition (+1 Bonus Cd)

User Review :4.5
(6)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
471350
Number of Discs
:
13
Format
:
CD

Product Description

マウリツィオ・ポリーニ・エディション
CD12枚組+ボーナスCD

審査委員長のルービンシュタインに「すでに我々審査員の誰よりもうまい」と絶賛されたポリーニの凄さを検証できる1960年ショパン・コンクール最終選考のライヴ・テイクと、カラヤン指揮ウィーン・フィルと共演したシューマンという2つの協奏曲を収めた未発表テープによるボーナスCDに注目。ボックス・セットの中身も内容豊富です。

BONUS CD
ショパン:ピアノ協奏曲第1番(1960年)
 カトレヴィツ指揮ワルシャワ・フィル
シューマン:ピアノ協奏曲(1974年)
 カラヤン指揮ウィーン・フィル

どちらも未発表マスター・テープによっています。ショパンは第6回ショパン・コンクール最終選考のライヴ・テイク。ポリーニの歴史的ドキュメントとしても貴重なテイクです。
 組み合わせのシューマンは、ザルツブルク音楽祭におけるライヴ録音で、カラヤン指揮するウィーン・フィルのゴージャスな音響に負けない果敢なポリーニのピアノが素晴らしい聴きごたえ。実演でのカラヤンの迫力も相当なものです。

【収録情報】
CD1
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番(1976年)
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』(1978年)
 ベーム指揮ウィーン・フィル
巨匠ベームとは相性の良かったポリーニだけに、ここでの演奏は息も良く合って、迫力といい、旋律美といい申し分の無いクオリティの高さに達しています。

CD2
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(1992年)
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(1992年)
 アバド指揮ベルリン・フィル
ポリーニと最も親密な関係にある指揮者、アバドとのベートーヴェン再録音。前回はベームとの演奏でしたが、今回はアバドが相手だけにポリーニらしい流麗な演奏になっているのが大きな特徴です。

CD3
・シューマン:ピアノ協奏曲(1989年)
・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(1997年)
 アバド指揮ベルリン・フィル
ブラームスはベーム盤から18年ぶりの録音。前回のような気負い立った表現は影を潜め、流麗かつマッシヴな迫力に富む演奏を聴かせてくれます。シューマンはアバドと共にこの作品の演奏で陥りやすい漠とした響きの問題を払拭したクリアーな快演で、隅々までフォーカスの合った演奏が実に快適です。

CD4
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番(1991年) ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番『月光』(1991年) ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番『テンぺスト』(1988年) ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番『ワルトシュタイン』(1988年)
ベートーヴェンの中期作品はエネルギッシュな力強さと率直な抒情に特徴があるといえますが、ポリーニの音楽キャラクターにはそれがとてもピッタリきます。ここに収録された4曲もどれも見事な集中力で弾き抜かれており、ワルトシュタインなどまさに素晴らしい迫力です。

CD5
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』(1976年)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番(1977年)
ポリーニを代表する名盤のひとつ「ベートーヴェン:後期ソナタ集」から2曲収録。どちらもかなりのエネルギーを必要とする作品ですが、まだ30代なかばだったポリーニのパワーは凄いもので、両作品で最も力強い演奏との評価を広く獲得しています。

CD6
・シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番(1983年)
・シューベルト:アレグレット(1985年)
・シューベルト:3つの小品D.946(1985年)
穏やかなシューベルト演奏の多い中にあって、ポリーニのそれはほとんどベートーヴェンへのスタンスを思わせる緊張感に富むもので、その意味では作風そのものがベートーヴェン的な傾向を示す第20番のソナタはポリーニにピッタリです。

CD 7
・ショパン:練習曲Op.25(1972年)
・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番(1984年)
・ショパン:子守歌(1984年)
ショパンの作品に付きまとうひ弱なイメージを微塵も感じさせない強く整った演奏。テクニックの素晴らしさはもちろん、張り詰めた雰囲気、緊張感には独特なものがあり、ロマンティックなフレーズもここではすべて音響構築への一助として捉えられたような、非常に見通しのよい造形美が痛快です。

CD 8
・シューマン:幻想曲(1973年)
・シューマン:アラベスク(1981&1983年)
・リスト:ピアノ・ソナタロ短調(1989年)
・リスト:悲しみのゴンドラI(1989年)
同じロマン派音楽ながら対照的な作風のシューマンとリストの組み合わせ。ポリーニのアプローチはいつも通り怜悧でダイナミック、造型感覚にあふれたもので、ここでもシューマンを迷い無く美しく響かせてくれているほか、リストのロ短調では期待通りの大迫力演奏をきかせてくれます。

CD9
・ドビュッシー:練習曲集(1992年) ・ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第2番(1976&1977年)
ドビュッシーのエチュードには具体的な指の運動が徹底して追求されている面白さがありますが、ポリーニの演奏はそうした要求に完璧にこたえた演奏としてあまりにも名高いもの。組み合わせのブーレーズも難曲ですが、近・現代作品に深い理解を示すポリーニにとって、微細な音響の綾は慣れ親しんだ常の世界。ここでも自信に満ちた演奏を聴かせています。

CD10
・バルトーク:ピアノ協奏曲第1番(1977年)
・バルトーク:ピアノ協奏曲第2番(1977年)
・ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』〜3つの楽章(1971年)
 アバド指揮シカゴ交響楽団
シカゴ響の音響の個性もあって、ハンガリー系の演奏とはまったく異なる印象が強いここでのバルトークの協奏曲は、多くのファンを持つ見事な演奏です。ポリーニの打鍵の速さ・強さ・小気味よさは、普通のピアニストからは聴けない種類のとんでもないもので、加えてアバド率いるシカゴ響が、民俗性やモダニズムなど意にも介さぬストレートなアプローチで強力なオケ・パートを構築しているから堪りません。最強のバルトークです。
 組み合わせのペトルーシュカ3章は、ドイツ・グラモフォンへの録音第1弾となったもので、瞬発力に富む鋭利な演奏が聴きものとなっています。

CD11
・シェーンベルク:ピアノ作品集(1974年)
・シェーンベルク:ピアノ協奏曲(1988年)
・ヴェーベルン:変奏曲(1976年)
 アバド指揮ベルリン・フィル
一般的な情動を廃したシェーンベルクのピアノ曲をほぼ網羅したポリーニ盤は、以前からシェーンベルク好きにとってのバイブル的存在として知られていました。ここではピアノ協奏曲とヴェーベルンの変奏曲も併せて収録し、数列・点描といった世間的な感想とは裏腹に、ポリーニがこうした作品にも独特な抒情性が備わっていることを教えてくれます。

CD12
・ノーノ:力と光の波のように(ソプラノ、ピアノ、管弦楽とテープの為の)(1973年)
・ノーノ:苦悩に満ちながらも晴朗な波(ピアノとテープの為の)(1973年)
 アバド指揮バイエルン放送交響楽団
・マンゾーニ:質量(エドガー・ヴァレーズ賛、ピアノと管弦楽の為の)(1980)
 シノーポリ指揮ベルリン・フィル
現代音楽に造詣が深く、政治運動にも関心のあるポリーニだけに、ルイジ・ノーノの作品を取り上げることは自然な成り行きだったのかも知れません。過激なメッセージを含むこれらイタリアの現代音楽の表現者として、ポリーニの鋭利なピアノが果たした役割は極めて大きなものと言えるでしょう。

Track List   

Disc   1

  • 01. Konzert Fuer Klavier Und Orchester Nr. 23 A-dur Kv
  • 02. Mozart, Wolfgang Amadeus - 1. Allegro
  • 03. Mozart, Wolfgang Amadeus - 2. Adagio
  • 04. Mozart, Wolfgang Amadeus - 3. Allegro Assai
  • 05. Konzert Fuer Klavier Und Orchester Nr. 5 Es-dur Op
  • 06. Beethoven, Ludwig Van - 1. Allegro
  • 07. Beethoven, Ludwig Van - 2. Adagio Un Poco Mosso
  • 08. Beethoven, Ludwig Van - 3. Rondo. Allegro

Disc   2

  • 01. Konzert Fuer Klavier Und Orchester Nr. 3 C-moll Op
  • 02. Beethoven, Ludwig Van - 1. Allegro Con Brio
  • 03. Beethoven, Ludwig Van - 2. Largo
  • 04. Konzert Fuer Klavier Und Orchester Nr. 1 D-moll Op
  • 05. Brahms, Johannes - 3. Rondo. Allegro Non Troppo
  • 06. Konzert Fuer Klavier Und Orchester Nr. 4 G-dur Op.
  • 07. Beethoven, Ludwig Van - 1. Allegro Moderato
  • 08. Beethoven, Ludwig Van - 2. Andante Con Moto
  • 09. Beethoven, Ludwig Van - 3. Rondo. Vivace

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Comprehensive Evaluation

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各年代にかかわらず各曲各演奏が明確な輪郭...

投稿日:2009/04/08 (水)

各年代にかかわらず各曲各演奏が明確な輪郭と力みなぎる肉付けを示し、コンポジション全体を支配する快美な音色や響きは硬く美しい。 それらは『大理石』を素材として天と地に見事に調和する大神殿を彷彿させる。さして意味の無いレビュー『晩年の未熟説』からの解釈が〜いかにもそれらしく聞こえても、ポリーニの高く掲げられた右手はもはや神々の領域にまで高められた普遍性をもち、老いとは全く無関係であることを輝くばかりの明るさと目映いばかりの感性の前に首をたれ『大理石の栄光』を知ることになるだろう。また過去の近寄りがたい崇高さや超個性的な演奏は、近年-徐々に人間的な情緒や親しみやすい魅力に置き換えられたようであり、ポリーニの技術が自然に芸術にまで高められた幸福な世界がここにある。 ☆但し重複を避ける為にも〜このセットは購入すべきでない。ショパンやベトをバラ売りで『全て所有』される事を切望します。

レエル さん | 不明

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30年以上前「これ以上何をお望みですか?...

投稿日:2004/12/24 (金)

30年以上前「これ以上何をお望みですか?」と書かれたショパンエチュードの衝撃的なLPを擦り切れるほど聴いて、ポリーニの音楽並びにクラッシック音楽に引きずり込まれた私にとって、これは天才ピアニスト・ポリーニの成長の歴史を記録した記念碑的なアルバムです。ポリーニの演奏は、ダイヤモンドを思わせる研ぎ澄まされた硬質で明るい美音と、類まれな超絶技巧と、卓越した造型感覚によって、一点の曖昧さも残さない、明晰で彫りの深い立体的な演奏です。その為、極めて純粋に「作品そのものの価値」を我々聴く側に理解させてくれます。

じんべい さん | なにわ | 不明

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例えば、ショパンのピアノソナタの演奏は、...

投稿日:2004/12/24 (金)

例えば、ショパンのピアノソナタの演奏は、不純物を全て取り除いた100%純粋なショパンの音楽であり、全楽章を通して非常に聴きどころの多い超名演です。作品の本来の姿を、一点の曖昧さもなく完全再現していくポリーニの手腕の確かさと、高度に磨きぬかれた演奏技巧に圧倒されます。またピアノのシャープな音色をとらえた録音も優秀です。これらの録音は、音楽的な柔軟性を獲得しつつも、完璧な演奏技巧が健在だったこの時期(絶頂期)のポリーニの演奏様式を知る意味でも、非常に貴重な録音であり、人類の文化遺産だと思っています。

じんべい さん | なにわ | 不明

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