[USED:Cond.AB] Christina G-domas Bel Sogno

美しい夢〜イタリア・オペラ・アリア集／クリスティーナ・ガイヤルド＝ドマス(Bel Sogno / Cristina Gallardo-Domas)* チリ生まれのガイヤルド＝ドマスは1990年サンチャゴで＜蝶々夫人＞を歌ってデビュー、94年にステューダーの代役で歌った＜椿姫＞のヴィオレッタで決定的な成功を収める同時に、同年にはスカラ座でデビューも果たし、以後着実にレパートリーを増やしながらヨーロッパの主要歌劇場になくてはならないソプラノと見做されるまでに成長しました。彼女の最大の魅力は、役柄の存在感を生き生きと伝えるリアリスティックな感情表現で、聴き手をドラマの核心に引きずり込む歌唱は他の追随を許さないと言えるでしょう。すでにパッパーノ指揮のプッチーニ＜三部作＞の録音で日本のファンにもおなじみですが、今回、アーノンクールによる＜アイーダ＞録音（注番２.参照）の大抜擢に合わせて彼女の初のソロ・アルバムが登場します。＜アイーダ＞のセッションに先駆けて録音されたレパートリーは、いずれもイタリア・オペラの基本中の基本というべき名曲ばかりで、このような正統的な選曲で堂々とソロ・デビュー・アルバムに挑んだ彼女の実力と自信のほどが伝わってきます。◆ドニゼッティ：＜アンナ・ボレーナ＞から（あなたたちは泣いているの？私の生まれたあのお城へ）／ベッリーニ：＜カプレーティとモンテッキ＞から（ああ、いくたびあなたのために）／カタラーニ：＜ラ・ワリー＞から（遠くへ行かないで）／チレーア：＜アドレアーナ・ルクヴルール＞から（わたしは卑しい召使です）／ヴェルディ：＜椿姫＞から（ああ、そはかの人か／さようなら過ぎ去った日よ）／＜オテロ＞から（アヴェ・マリア）／＜シモン・ボッカネグラ＞から（夕やみに星と海はほほえみ）／プッチーニ：＜ラ・ボエーム＞から（わたしの名前はミミ／あなたの愛の呼ぶ声に）／＜ジャンニ・スキッキ＞から（わたしのお父さん）／＜蝶々夫人＞から（ある晴れた日に）／＜マノン・レスコー＞から（この柔らかなレースの中で）／＜つばめ＞から（何と美しい夢）／＜修道女アンジェリカ＞から（母さんもなしに）／＜トゥーランドット＞から（お聞きください王子さま）＜録音＞ 2000年12月、ミュンヘン クリスティーナ・ガイヤルド＝ドマス（ｿﾌﾟﾗﾉ） マウリッツィオ・バルバチーニ指揮 ミュンヘン放送管弦楽団