Canadian Guitar Quartet : Mappa Mundi

カナディアン・ギター・カルテットが描く
中世の旅〜マッパ・ムンディ

1999年にデビューし、カナダ、アメリカを中心にコンサート活動を行ってきたカナディアン・ギター・カルテット。4人の抜群のテクニックと見事なバランスはデビュー以来絶賛されています。今回のATMAレーベル第1弾となるアルバムは、メンバーのブルーノ・ルーセルがギター・カルテット用に編曲したヴィヴァルディの『2つのチェロのための協奏曲』とカナダを中心に活躍する現代作曲家〜ルノー・コート=ジゲール[1990-]、パトリック・ルー[1962-]、ハンス・ブリューデル[1959-]、クリスティーン・ドンキン[1976-]の作品が収録されています。
　アルバムのタイトルにもなっている「マッパ・ムンディ」は、中世ヨーロッパで描かれた世界地図の総称で、イギリスのヘレフォード大聖堂が所蔵するものは、現存するマッパ・ムンディの中で最大級と言われています。マッパ・ムンディには、地図本来の目的である地理、聖書の物語、そして中世ヨーロッパ空想のひとつ化物世界誌が描かれています。クリスティーン・ドンキンが作曲したギター・カルテットとチェロのための作品には、神の声をチェロで表現し、ギター・カルテットが地図に描写された様々な事象を表現しています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲ト短調 RV.531(ブルーノ・ルーセル編:ギター四重奏版)
● コート=ジゲール: Fille de cuivre
● ルー: Concierto Tradicionuevo (カフェ・ガルデル/ブエノスアイレスの街で)
● ブリューデル: Octopus
● ドンキン:マッパ・ムンディ*

　カナディアン・ギター・カルテット
　　ジュリアン・ビサイヨン、ルノー・コート=ジゲール、ブルーノ・ルーセル、ルイ・トレパニエ
　レイチェル・マーサー(チェロ)*

　録音時期:2016年6月
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)