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De Pasion Mortal-songs From Two Golden Ages: Mulroy(T)E.kenny(Lute)Toby Carr(G)Music For A While

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
CKD746
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ラテン・ポップから垣間見える20世紀の動乱と、妥協なきバロック解釈の静かなる共存

ジョン・エリオット・ガーディナー、ジョン・バット、ロバート・キング、ジョルディ・サヴァールなど世界の古楽器ムーヴメントを牽引する名指揮者たちに招かれソリストとして活躍してきた英国のテノール歌手ニコラス・マルロイのソロ・アルバム。しかし演目は古楽レパートリーに絞らず、キューバ、メキシコ、チリなどのポピュラー・シーンを活気づけてきた20世紀中南米のシンガーやソングライターたちの名曲を17世紀音楽と巧みに対置させる構成になっています。
 マルロイの伸びやかで温もりある美声によって優美に歌い上げられることでラテン・アメリカ音楽が驚くほど新鮮に響く一方、その佇まいと全く違和感なくバロック作品の妥協ない古楽解釈が共存するプログラム進行はきわめて印象的。現代ギター含め多様な撥弦楽器を弾きこなす2人の古楽器奏者、エリザベス・ケニーとトビー・カーの柔軟な対応力にも驚かされます。
 キューバのシルビオ・ロドリゲスやニコ・ロハス、プエルトリコのラファエル・エルナンデス、チリのビクトル・ハラなど、母国の情勢に抗い命がけの活動を続けた音楽家たちの曲と相俟って、パーセルやモンテヴェルディの書法に潜む時代に先駆けた斬新さにも改めて気づかされることでしょう。穏やかでありつつ豊かな語りに満ちた歌を通じ、20世紀を通じてカウンターカルチャー的に発展してきた古楽と、時代の激動から生まれたラテン・ポップとの思わぬ相性も実感できる1枚です。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ビクトル・ハラ[1932-1973]:アマンダの思い出
2. トマス・メンデス[1927-1995]:ククルクク、鳩よ
3. ヘンリー・パーセル[1659-1695]:おお美しきセダリア Z.402
4. クラウディオ・モンテヴェルディ[1567-1643]:竪琴の弦を調え
5. シルビオ・ロドリゲス[1946-]:今日は母国のために歌わねば
6. アリエル・ラミレス[1921-2010]:アルフォンシーナと海
7. ニコ・ロハス[1921-2008]:あるヴァイオリン弾き医者の肖像(あるメディア人ヴァイオリン弾きの描写)
8. ラファエル・エルナンデス・マリン[1892-1965]:静寂
9. パーセル:絶望を誘う、暗く陰鬱な地下牢 Z.190
10. ロドリゲス:帽子の女性を描いた油彩画
11. パーセル:プレリュード〜もし恋が甘美な心情であるなら〜ジグ(妖精の女王 Z.629より)
12. ロドリゲス:オハラ(願い)
13. パーセル:雀と優しいキジ鳩 (戦争の荒々しさと危うさ Z.325より)
14. パーセル:ファンタジア ト長調 Z.742
15. パーセル:美しき優しさに(今こそ栄光の陽が昇り Z.332より)
16. パーセル:夕べの祈り Z.193
17. ロドリゲス:カモメ

 ニコラス・マルロイ
(テノール)
 エリザベス・ケニー(アーチリュート、バロックギター、テオルボ)
 トビー・カー(ギター、テオルボ)
 ミュージック・フォー・ア・ホワイル(古楽器使用)
  マーガレット・フォールトレス、レイチェル・ストラウド(ヴァイオリン)
  アンナ・カーゾン、フランチェスカ・ギルバート(ヴィオラ)
  アンドルー・スキッドモア(チェロ)

 録音時期:2023年1月7,8日
 録音場所:ロンドン、オールド・メリルボーン通り、セント・マーク教会
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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