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Dresdner Kreuzchor Legendary Records

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BC0183922
Number of Discs
:
10
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ドレスデン聖十字架合唱団名演集(10CD)

ドレスデンの聖十字架教会付属学校として1300年(1206年説も)に誕生、長い伝統を誇るこの合唱団は、ライプツィヒの聖トーマス教会合唱団と並ぶドイツで最も古い少年合唱団のひとつです。シュッツをはじめ、バッハ、モーツァルトなどの作曲家、ゲーテなど文学者たちから絶賛を受けたという清廉な歌声と、中世の典礼の伝統を今日に伝えています。ペーター・シュライヤー、テオ・アダムといった馴染み深い名歌手たちや、バッハのスペシャリストとして知られたカール・リヒターもこの合唱団の出身者です。
 レパートリーは中世から現代、民謡まで幅広いものですが、中心はやはりバロック、とりわけシュッツの演奏では他の追随を許さないと評されています。
 日本では、1930年から41年間にわたってクロイツ・カントル(音楽監督)を務めた名匠ルドルフ・マウエルスベルガー指揮の名盤によってその名を広めました。そのマウエルスベルガーの後を継ぎ、1979年に初めてこの合唱団を率いて来日したマルティン・フレーミヒの名も忘れることができません。
 この10枚組は、マウエルスベルガー指揮による極め付きのシュッツ、フレーミヒ指揮によるバッハのミサ曲集など定評の名盤をはじめ、ルター時代の合唱曲集、民謡集、レーガーやブルックナー、マウエルスベルガー自作自演を含むロマン派の合唱曲集(あのパヴロ・カザルス作曲の聖歌も収録)まで、この合唱団の魅力を集約した内容となっています。

CD-1:
・シュッツ:『ダヴィデの詩篇歌集』より11曲
 [SWV.23,24,25,28,29,31,33,34,35,36,41]

 シュターツカペレ・ドレスデン団員
 ルドルフ・マウエルスベルガー(指揮)
 録音:1965年[ステレオ]

CD-2:
・シュッツ:『小宗教的コンチェルト集』第2部より10曲
 [SWV.302,304,305,329,330,331,332,335,336,337]

 ヴェルナー・ヤロスラフスキ(gamba)
 ハンス・オットー(org)
 ルドルフ・マウエルスベルガー(指揮)
 録音:1966年[ステレオ]

CD-3:
・シャイン:『イスラエルの泉』より14曲
 [No.1,3,4,6,7,10,12,15,18,21,23,24,25,26]

 ライプツィヒ・カール・マルクス大学器楽博物館カペラ・フィディーチニア
 マルティン・フレーミヒ(指揮)
 録音:1984年[ステレオ]

CD-4:
・シャイト:教会コンチェルト選集
 [コンチェルト第2番,第5番,第9番,第12番]

 ライプツィヒ・カール・マルクス大学器楽博物館カペラ・フィディーチニア
 マルティン・フレーミヒ(指揮)
 録音:1983年[ステレオ]

CD-5,6:
・J.S.バッハ:ミサ曲集
 [BWV.233,234,235,236]

 レナーテ・クレーマー(S)
 アンネリース・ブルマイスター(A)
 ペーター・シュライヤー(T)
 テオ・アダム(B)
 ドレスデン・フィルハーモニー
 マルティン・フレーミヒ(指揮)
 録音:1972年[ステレオ]

CD-7:
[無伴奏モテット集]
・スウェールリンク:『我ら来たりて、主に喜びの声を上げん』
・スウェールリンク:『この日キリスト生まれしぬ』
・クーナウ:『わが心は悲しみ』
・ロッティ:『十字架にかけられ』
・アネリオ:『蘇りたまいしキリストは』
・エッカルト:『Zu dieser osterlichen Zeit』
・J.M.バッハ:『われは知る、救い主のいますことを』
・ドゥランテ:『主のあわれみを』
・ガブリエリ:『神を喜びたたえよ』
・ハスラー:『主に向かいて新しき歌を歌え』
・シャイン:『ああ、主よ』
・ガルス:『ふたりの天使たがいに呼びかわして』
・ガルス:『我らが父よ』
・ガルス:『見よ、かくのごとく正しき者の死せるを』
・ホミリウス:『わが主よ、わが心を救いへと導きたまえ』

 ルドルフ・マウエルスベルガー(指揮)
 録音:1969年[ステレオ]

CD-8:
[ルター時代の合唱曲集]
・Ein feste Burg ist unser Gott
・Nun freut euch,liebe Christen g'mein
・Ein neues Lied wir heben an
・Allein Gott in der Hoh sei Ehr
・Wach auf,wach auf du deutsches Land
・Komm, heiliger Geist, Herre Gott
・War Gott nicht mit uns diese Zeit
・Wir glauben all an einen Gott
・Aus tiefer Not schrei ich zu dir
・Mit Fried und Freund ich fahr dahin
・Jesaja dem Propheten das geschah
・Jesus Christus unser Heiland, der von uns den Gotteszorn wand
・Verleih uns Frieden gnadiglich

 ルドルフ・マウエルスベルガー(指揮)
 録音:1966年[ステレオ]

CD-9:
[民謡集]
・作曲者不詳:Nach gruner Farb mein Herz verlangt
・フェデラー:春を待ちのぞむ
・作曲者不詳:霞か雲か
・メンデルスゾーン:春の挨拶
・シューマン:春の挨拶
・リラー:さすらい
・メンデルスゾーン:夜うぐいす
・モーツァルト:春へのあこがれ K.596
・作曲者不詳:Bitte
・ブルッフ:Waldpsalm
・伝承曲:狩人が夜明けの前に
・伝承曲:白い鹿
・作曲者不詳:Fangt euer Tagwerk frohlich an
・メンデルスゾーン:森からの別れ
・作曲者不詳:戸外にて
・ヴェーバー:五月の歌
・ペッピング:森に歌う小鳥よ
・フローリヒ:Wem Gott will rechte Gunst erweisen
・S.クーン:Ausfahrt
・作曲者不詳:兄弟
・ペッピング:山と深き谷の間に
・ブラームス:Fahr wohl, o Voglein
・シュルツ:月がのぼり
・ブラームス:ゆりかごの歌 op.49-4(ブラームスの子守唄)
・シューマン:おやすみop.59-4

 ルドルフ・マウエルスベルガー(指揮)
 録音:1964年[ステレオ]

CD-10:
[ロマン派合唱曲集]
・レーガー:『Unser lieben Frauen Traum』
・ブルックナー:『グラドゥアーレ』
・ブルックナー:『アヴェ・マリア』
・マウエルスベルガー『Wie liegt die Stadt so wust』
・カミンスキ:詩篇第130番 op.1a
・ベッカー:『Gib dich zufrieden und sei stille』 op.55-2
・ブラームス:『なにゆえ悩める者に光を与えたのか』 op.74-1
・A.シュタイヤー:『Brich herein susser Schein』
・メンデルスゾーン:『まことに主は御使い達に命じ』
・カザルス:『おお、すべての人々よ』
・ヴェイラウシュ:『主キリスト、神の独り子』
・ベッカー:『Erquicke mich mit deinem Licht』
・マウエルスベルガー:『Schonster Herr Jesu/Darum sage ich euch』
・レーガー:『夜の歌』

 ゴットハルト・シュタイヤー(指揮)
 録音:1992年[デジタル]

Track List   

Disc   1

  • 01. Hammer, Ernst Ludwig - Singet Dem Herrn Ein Neues
  • 02. Hammer, Ernst Ludwig - Wohl Dem, Der Nicht Wandelt
  • 03. Hammer, Ernst Ludwig - Warum Toben Die Heiden Swv
  • 04. Hammer, Ernst Ludwig - Jauchzet Dem Herrn, Alle We
  • 05. Hammer, Ernst Ludwig - Der Herr Ist Mein Hirt, Mir
  • 06. Hammer, Ernst Ludwig - Wie Lieblich Sind Deine Woh
  • 07. Hammer, Ernst Ludwig - Aus Der Tiefe Ruf' Ich, Her
  • 08. Hammer, Ernst Ludwig - Ach Herr, Straf Mich Nicht
  • 09. Hammer, Ernst Ludwig - Ich Hebe Meine Augen Auf Zu
  • 10. Hammer, Ernst Ludwig - Nun Lob, Mein Seel, Den Her
  • 11. Hammer, Ernst Ludwig - Ich Danke Dem Herrn Von Gan

Disc   2

  • 01. Jaroslawski, Werner - Wer Will Uns Scheiden Von De
  • 02. Jaroslawski, Werner - Was Betruebst Du Dich, Meine
  • 03. Jaroslawski, Werner - Jubilate Deo Omnis Terra Swv
  • 04. Jaroslawski, Werner - Ein Kind Ist Uns Geboren Swv
  • 05. Jaroslawski, Werner - Ist Gott Fuer Uns, Wer Mag W
  • 06. Jaroslawski, Werner - Aufer Immensam, Deus, Aufer
  • 07. Jaroslawski, Werner - Siehe, Mein Fuersprecher Ist
  • 08. Jaroslawski, Werner - Die Stimm Des Herren Gehet A
  • 09. Jaroslawski, Werner - Quemadmodum Desiderat Cervus
  • 10. Jaroslawski, Werner - Ich Hab Mein Sach Gott Heimg

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Customer Reviews

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本盤は聖トーマス教会合唱団と肩を並べる13...

投稿日:2012/05/04 (金)

本盤は聖トーマス教会合唱団と肩を並べる13世紀以来の歴史を誇るドレスデン十字架合唱団の演奏録音集で幾分資料的な位置づけもあると思いました。ドレスデン十字架合唱団と言えばH・シュッツの演奏で殊に名匠R・マウエルスベルガーの後を継いだM・フレーミヒの指揮したものが有名であり本盤にも含まれております。私はこのシュッツの演奏分は聴いてはおりませんが本盤に同じくファイリングされたバッハの小ミサ曲をLPベースで愛聴しており、もう今ではその名も忘れかけられているフレーミヒの演奏芸術の感触を本盤レビュー欄においてお伝えしておきたいと思います。本盤では曲としては私たちに比較的身近なものとして代表的な曲と思われるこれら四曲のミサ曲は何れも合唱「キリエ」と五楽章(前後合唱)の「グローリア」から各々成り立ち曲自体は殆どがいろんなカンタータ曲からの巧みな転用となっております。本演奏は1972年、フレーミヒ59歳の時オーケストラDPOを指揮した録音で独唱者でドレスデン十字架合唱団出身のP.シュライヤー(T)37歳、T.アタ゜ム(B)が46歳それに女性陣はL..クラーマー(S)35歳、A.ブルマイスター(A)が44歳とベテラン揃いです。どのミサ曲も合唱「キリエ」から入るのですが先ず気負いがなく美しい旋律線に沿っての大変ソフトなしっとり感が印象的です。マァ、自分達に染込んだ素朴さが自然に発露しその瑞々しく透明感溢れる演奏はじっくり聴く者を引き付けます。曲の性格上も有りリヒターの様な緊張した世界とは別の次元を極めた演奏です。どうしてもミサ曲というとカトリック音楽絡みなのでカンタータの様に合間に「語り」が入らず次々曲が展開され息詰まりを感じる場合があるのですが本演奏はそうした事は皆無・・・私自身クリスチャンでも何でもありません。なお、各曲演奏トータルタイムをメモしておきますね。BWV233(27’55)、BWV234(32’45)、BWV235(30’30)、BWV236(28’05)。評価としてはフレーミヒ演奏のバッハ「小ミサ曲」しか聴いておりませんが本盤代表選手として素晴らしいランクにしておきましょう。。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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