チェロの表現直の幅広さを再認識させてくれる、どの曲にも芯があり、心をなごませてくれる。優れた演奏であり、録音であると感じた。

チェロの定番の曲目、クラシック小品、日本のメロディーとヴァラエティ満載の名曲週です。ヒーリングとしても良いです。お気に入りのCDです。

中堅のチェロ奏者と老練なピアノ奏者が醸し出すメロディーに心打たれる。各曲が見事に響き渡り、説得力もあり、しみじみとした時間が過ぎてゆく。

良く響く音とゆったりとした選曲で、心にしみわたる。自在に楽器を操っているようで、まさに身体と一つになった演奏であり、感動を覚える。響きをうまく捉えた空間が広がる録音も素晴らしい。

エネルギーにあふれ、聞いていて広い世界にとり囲まれたような、ポジティブな気持ちにさせてくれる演奏である。ヴォーカルとチェロを両立させており、独自の世界観が素晴らしい。時々聞き返したくなるような盤である。

冒頭から良く通るソプラノの響きに魅了され、それがチェロのアンサンブルに支えられていることに気づく。オムニバスアルバムであるが、各作品が生き生きと表現され、聞き手を飽きさせない魅力があると感じた。最後のラモーの作品が名残惜しそうに聞こえる。

４曲のソナタを中心に、気取りがない音楽が広がる。未知の曲を聴く楽しみに浸ることができるが、わけてもブリッジの曲には感銘を受けt。

デュ・プレの柔軟な表現力と自由なスタイルは、深い感動と充実感をもたらします。彼女の演奏を聴くと、その情熱と魂が感じられ、音楽そのものが生き生きと息づいているように思えます。

チェロのみによる演奏。バロック音楽好きにはおなじみのフォリアの主題による曲集では、低音から高音まで縦横無尽に駆け巡り、豊かな響きを堪能できる。ソナタでは、２曲を弾き分けて、興味深い。終曲は、高い緊張感の中にも、どこか親しみをさえ覚える雰囲気がある。

録音は、チェロの美感が表現されていなくて最低。楽曲も二流で聴くに耐えない。よくもこんなLPを発売する気になったか製作者の美学を疑いたくなる。買ってはいけないLPである。