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Vaclav Neumann Early Recordings 1953-1968 (6CD)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SU4133
Number of Discs
:
6
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

若き日のノイマン、熱血演奏が鮮やかに蘇った!

チェコが生んだ大指揮者ヴァーツラフ・ノイマン[1920-1995]の初期貴重録音集。ほとんどが初CD化で、彼が30代前半の若き日の演奏から、アンチェルの後任として1968年にチェコ・フィルの首席指揮者となるまでの芸術を堪能できます。
 最も古いものは、1953年に映画交響楽団を指揮したチャイコフスキーの『四季』全曲。複数録音のあるガウク編曲ではなく、チェコの作曲家ヴァーツラフ・トロヤンのオーケストレーションによるのも興味津々で、チャイコフスキー・ファン必聴と申せましょう。
 得意のドヴォルザークは初期の交響曲をはじめ、比較的珍しい作品なのも歓迎。さらにヴィエラ・ソウクポヴァーを独唱者としたマーラーも収録されているのが嬉しい限り。ノイマン&チェコ・フィルのマーラーを満喫できます。
 弦の国チェコのオーケストラだけあり、どの曲も豊かな響きに魅了されますが、ことにグリーグの味わいは格別。同曲屈指の名演と申せましょう。
 オリジナル・マスターからの復刻ゆえ、音質が格段に向上しているのも注目。エレキ・ギターの独奏を含むボシュコヴェツ『シレンティウム・トゥルバトゥム』のキテレツな音響に驚かされますが、若きノイマンの熱血指揮ぶりが物凄いエネルギーで伝わってきます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
Disc1
・ドヴォルザーク:交響曲第1番ハ短調 B.9『ズロニツェの鐘』
 プラハ交響楽団
 録音:1957年2月13-15日、ドヴォルザーク・ホール

・ドヴォルザーク:交響曲第4番ニ短調 Op.13
 プラハ交響楽団
 録音:1959年11月4-6日、ドヴォルザーク・ホール

Disc2
・ドヴォルザーク:交響曲第2番変ロ長調 Op.4
 プラハ交響楽団
 録音:1958年4月9-12日、ドヴォルザーク・ホール

・ドヴォルザーク:チェロと管弦楽のためのロンド ト短調 Op.94
 ヨゼフ・フッフロ(チェロ)
 プラハ交響楽団
 録音:1958年4月17日、ドヴォルザーク・ホール

・グリーグ:抒情組曲 Op.54(全4曲)
 プラハ交響楽団
 録音:1961年3月20-21日,30-31日、ドヴォルザーク・ホール

Disc3
・チャイコフスキー/ヴァーツラフ・トロヤン編:四季 Op.37b
 映画交響楽団
 録音:1953年10月26-27日、ドモヴィナ・スタジオ

・グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲 Op.46
 プラハ交響楽団
 録音:1961年3月20-21日,30-31日、ドヴォルザーク・ホール

・グリーグ:『ペール・ギュント』第2組曲 Op.55
 プラハ交響楽団
 録音:1961年3月20-21日,30-31日、ドヴォルザーク・ホール

Disc4
・ルーセル:交響曲第3番ト短調 Op.42
 ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1963年11月4-6日、ブルノ・コミュニティ・ホール

・ルーセル:『バッカスとアリアーヌ』第2組曲 Op.43
 ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1963年12月13-15日、ブルノ・コミュニティ・ホール

・メシアン:異国の鳥たち
 イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1966年11月18-22日、ドヴォルザーク・ホール

・メシアン:鳥たちの目覚め
 イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1966年11月18-22日、ドヴォルザーク・ホール

Disc5
・シューベルト:交響曲第3番ニ長調 D.200
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1966年2月28日〜3月2日、ドヴォルザーク・ホール

・シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1966年2月9-11日、ドヴォルザーク・ホール

・ヴラディミール・ソムメル:声楽交響曲
 ヴィエラ・ソウクポヴァー(アルト)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
 録音:1964年12月11-14日、ドヴォルザーク・ホール

Disc6
・マーラー:亡き子をしのぶ歌
 ヴィエラ・ソウクポヴァー(アルト)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1962年12月3-5日、ドヴォルザーク・ホール

・マーラー:さすらう若人の歌
 ヴィエラ・ソウクポヴァー(アルト)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1962年12月3-5日、ドヴォルザーク・ホール

・マーラー:美しいトランペットが鳴り響く所
 ヴィエラ・ソウクポヴァー(アルト)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1964年12月11-14日、ドヴォルザーク・ホール

・ボシュコヴェツ:『シレンティウム・トゥルバトゥム』〜アルト、エレキ・ギターと大管弦楽のための
 ヴィエラ・ソウクポヴァー(アルト)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1965年8月31日〜9月1日、ドヴォルザーク・ホール

・ドヴォルザーク:夜想曲 Op.40
 プラハ交響楽団
 録音:1968年9月9-12日、ドヴォルザーク・ホール


 ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)

Customer Reviews

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ヴァーツラフ・ノイマン 自分にとって生涯...

投稿日:2014/06/21 (土)

ヴァーツラフ・ノイマン 自分にとって生涯忘れることがない大指揮者。 その存在を知ったのは、中学3年の後半か高校1年の(1975年ころ)年。 実は、「モルダウ」を最初に手にしたのはノイマンではなかった。 イシュトバン・ケルテス指揮イスラエル・フィルによる演奏だったのだ。 ケルテスの「モルダウ」は、実に素晴らしく原点でもあるので、今でも愛聴している。 当時、クーベリック&バイエルン放響の「わが祖国」全曲の来日公演がFMで流され、カセットテープにモノ録音して何度も聴き、スメタナの全6曲を初めて知ったのだった。 放送を聴いてLPの最初の全曲録音は、クーベリック&ウィーン・フィルを買ってもらった。(衝撃のFMライブで以来クーベリック・ファンでもある) 当時は、町の電気店でのクラシックLPはカラヤンが殆どを占めていた。 その1975年に遂にノイマン&チェコ・フィルの代表的名盤「わが祖国」全曲(スプラフォン原盤)が最新録音として登場し、「モルダウ」と共に全曲を本場の演奏で聴くことが出来た喜びは今でも新鮮である。 このころ、ノイマンの最初のドヴォルザーク交響曲全曲のレコードも既に発売されていたが、レコード店にはなく取り寄せる手段を知らなかったので高校1年の時にドヴォルザークの交響曲で衝撃的な出会いをしたのである。 前置きが長くなってしまったが、ノイマンは若いころからドヴォルザークの初期交響曲の演奏に力を入れていたのだった。 プラハ響との第1番「ズロニツェの鐘」が、まさに最初のスタートだったということで、この演奏に非常に共感を覚える。 続いて第2番も第4番も、このような企画CDで今ここに聴けることを大変幸せに感じている。 日本にはノイマン・ファン、チェコフィル・ファンも多いので(はずであるので)こうした貴重な音源はモノ関係なくコレクションに加えるべきであろう。 鋭い指揮ぶりの実に瑞々しい「幻の音源」(国内初発売)をすべての音楽ファンと共に聴こうではないか。

古典派研究 さん | 東京都 | 不明

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