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Otto Ackermann : Milestones of a Conductor Legend (10CD)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
600596
Number of Discs
:
10
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

オットー・アッカーマン名演集

【収録情報】
Disc1
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450
2. ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331『トルコ行進曲付き』

 ソロモン(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団(1)
 オットー・アッカーマン(指揮:1)
 1953年、1952年録音

3. 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲
4. 歌劇『後宮からの逃走』序曲

 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1953年録音

Disc2
モーツァルト:
1. 交響曲第4番ニ長調 K.19
2. 交響曲第14番イ長調 K.114
3. 交響曲第10番ト長調 K.74
4. 交響曲第11番ニ長調 K.84
5. 交響曲第16番ハ長調 K.128
6. 交響曲第17番ト長調 K.129

 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1952年録音

Disc3
モーツァルト:
1. 交響曲第22番ハ長調 K.162
2. 交響曲第23番ニ長調 K.181
3. 交響曲第24番変ロ長調 K.182
4. 交響曲第25番ト短調 K.183
5. 交響曲第18番ヘ長調 K.130

 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1953年録音

Disc4
リスト:
1. ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
2. ハンガリー幻想曲 S.123

 ゲザ・アンダ(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1955年録音

ワーグナー:
3. 『ニュルンベルクのマイスタージンガ−』第1幕への前奏曲
4. 『ニュルンベルクのマイスタージンガ−』第3幕への前奏曲

 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1953年録音

Disc5
ドヴォルザーク:
1. 交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
2. チェロ協奏曲ロ短調 Op.104

 ポール・トルトゥリエ(チェロ:2)
 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1953年録音

Disc6
1. メンデルゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64

 ルイス・カウフマン(ヴァイオリン)
 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1952年録音

2. ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11

 ディヌ・リパッティ(ピアノ)
 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1950年ライヴ録音

Disc7
J.S.バッハ:
1. 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
2. ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042

 レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
 エリザベータ・ギレリス(ヴァイオリン:1)
 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1955年録音

3. グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16

 ベンノ・モイセイヴィチ(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1953年録音

Disc8
『エリーザベト・シュヴァルツコップ、オペレッタを歌う』
1. ホイベルガー:「オペラ舞踏会」から Geh'n wit im Chambre Separeae
2. ツェラー:「小鳥売り」から Ich bin die Christel von der Post、Rosenlied: Schenkt man sich Rosen in Tirol
3. レハール:「ロシア皇太子」から Einer Wird Kommen
4. レハール:「ルクセンブルク伯爵」から Hoch, Evoe, Angele, Dider
5. J.シュトラウス2世:「カサノヴァ」から Nonnenchor und Lied der Laura
6. ミレッカー:「デュバリー伯爵夫人」から Ich schenk' mein Herz、Was ich im Leben beginne
7. スッペ:「ボッカチョ」から Hab ich nur deine Liebe
8. レハール:「ルクセンブルク伯爵」から Heut' noch werd' ich Ehefrau
9. ツェラー:「抗夫長」から Sei nicht bos
10. レハール:「ジュディッタ」から Meine Lippen sie kuussen so heiss
11. ジーツィンスキ:ウィーンわが夢の町

 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 ニコライ・ゲッダ(テノール)
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1957年録音

12. R.シュトラウス:4つの最後の歌

 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・アッカーマン(指揮)
 1953年録音

Disc9-10
● J.シュトラウス2世:喜歌劇『ジプシー男爵』全曲

 ニコライ・ゲッダ(テノール)
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 エーリヒ・クンツ(バリトン)
 エリカ・ケート(ソプラノ)
 ゲルトルーデ・ブルクシュターラー=シュスター(コントラルト)
 ウィリー・フェレンツ(バス)
 モニカ・シンクレア(コントラルト)
 ヨーゼフ・シュミディンガー(バス)
 ヘルマン・プライ(バリトン)
 エーリヒ・ポーリック(バリトン)、他
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 オットー・アッカーマン(指揮)

 1954年録音

Customer Reviews

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ドイツの復刻系レーベル、メンブラン。 そ...

投稿日:2022/02/08 (火)

ドイツの復刻系レーベル、メンブラン。 その中でも往年の演奏家の版権切れ音源を10枚に集めたボックスは人気が高く、一時期は月に2〜3枚も立て続けに発売されたほど。 殆どが著名な演奏家によるものだが、たまに他所ではCD化されてない様なマニアックな演奏家のBOXが出ていたりする。 本BOXのオットー・アッカーマンも、その1人と言えるだろう。 アッカーマンはこんにちではEMI系列に吹き込んだオペレッタの録音や著名なソリストの伴奏者として知られるが、交響曲や管弦楽曲の録音も行いLPとして発売されたが、それらはCD時代になってほぼ無視され、こんにちでは伴奏指揮者アッカーマンとして知られているに過ぎない。 しかし、伴奏からアッカーマン主役の音源までを集めたこのBOXはCDとしては多分初のアッカーマンのアルバムであり、この指揮者の実力を伺い知れる貴重なアルバム。 CDの簡単な紹介と感想は以下に。 CD1→モーツァルトの作品集である。 ソロモンをソリストに迎えたピアノ協奏曲第15番は、ソロモンのニュアンスに富んだ演奏を聴くべきなんだろうが、それに合わせて見事にサポートするアッカーマンを聴くべきだろうか。 ピアノ・ソナタ第11番はアッカーマンは全く登場せず、ソロモンのソロ。 トルコ行進曲の推進力のある演奏は聴きどころ。 尚、アッカーマンは他にもモーツァルトの伴奏を残しており、名演集なのだからそれらを持ってくれば良いのだが、何故ピアノ・ソナタを持ってきたのかは不明だが、こういう組み合わせのレコードがあるらしく、それをそのまま入れたのだろう。 2つの序曲は初CD化だろうか、オーソドックスながらも明快な演奏。 CD2→オランダ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したモーツァルトの初期交響曲集。 アッカーマン主役の音源はコンサート・ホール・ソサエティに結構な数がある様だが、この音源の出どころもその辺りだろうか。 正統派の演奏といった感じで、しみじみとした味わいの演奏である。 CD3→同じくオランダ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したモーツァルトの交響曲集で20番代の作品を収録。 演奏の感じも前巻と同じだが、22番の終楽章など推進力があってなかなかの演奏である。 CD4→ゲサ・アンダのピアノによるリストがメイン。 アンダのピアノが聴きどころであるのは間違いないが、アッカーマンの名伴奏も聴くべきで、ニュアンスの豊かな演奏とフィルハーモニア管弦楽団の技術力はなかなかの物。 ワーグナーはボーナス扱いで、チューリッヒのトーン・ハレ管弦楽団の演奏。 こちらはフィルハーモニアに比べオケが散漫な感じであり、正統派の演奏ではあるがそれ以上の物はない。 CD5→ドヴォルザークの作品集で、交響曲第9番とチェロ協奏曲を収録。 チューリッヒ・トーン・ハレ管弦楽団との録音でかつて他のレーベルから復刻されていた事もある音源です。 交響曲はスタンダードな正統派の解釈ですが、メリハリのついた演奏で、普通に名演と言えるもの。 チェロ協奏曲はトルトゥリエをソロに迎え、トルトゥリエとアッカーマンの息のあった骨太な演奏。 CD6→メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団と録音したもの。 共演はアメリカのヴァイオリニスト、ルイス・カウフマンである。 この演奏、オケはちょっと緩いし、ヴァイオリンの音色も甘いB級的演奏であるが、時折聴き返たくなる演奏。 ショパンのピアノ協奏曲第1番はチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とリパッティとの録音、ピアノはもちろん、オケもゆったりとしたテンポが良く、伴奏上手なアッカーマンの才能が見事発揮されているが、大変音が悪いのが残念。 CD7→バッハの2つのヴァイオリン協奏曲とヴァイオリン協奏曲第2番はコーガンとギレリスのソロを迎えた音源で、オケはフィルハーモニア管弦楽団。 そしてボーナス扱いのグリーグのピアノ協奏曲を、モイセイヴィチのピアノとフィルハーモニア管弦楽団との録音で。 やはりそれぞれのソリストが目立つが、それを支えるアッカーマンとフィルハーモニアも注目。 CD8→シュヴァルツコップと競演した、ウィンナ・オペレッタの独唱集。 シュヴァルツコップの絶頂期の歌は昔から名盤と名高いだけあって、何度聴いても素晴らしい。 音質も本家とそんな違和感はない。 R.シュトラウスはアッカーマンとシュヴァルツコップが自信作としていた録音だそうで、確かにこれも先のオペレッタに勝るとも劣らない名演。 CD9、10→アッカーマンの名をこんにちまで伝えているオペレッタの録音から、シュトラウスの『ジプシー男爵』を収録。 この曲の名盤にはボスコフスキー盤やホルライザー盤等旧EMIへの録音が多く、これは最も古い部類。 シュヴァルツコップやゲッダ、プライと豪華な歌手が出ており、歌唱のほうも抜群。 しかし、アッカーマンのシュトラウスのオペレッタなら、こうもりの録音を入れて欲しかった。 同じEMIならカラヤン旧盤の録音があるせいと、歌手がちょっと地味なせいで目立たないため知名度も低くアッカーマンのオペレッタ録音では1番復刻率が悪いが、著名な名盤らと肩を並べる演奏だからである。 前記の中に特に記載が無ければ1950年代の録音としては聴きやすいだろう。 名演集という事で、見知った音源も多いが、珍しい音源もあり、アッカーマンの才能を存分に聴ける一枚だろう。 アッカーマンらが活躍した時代、こういう伴奏や廉価盤の録音を中心としていたせいで、CD時代になって、無視されたマエストロも多く、例えば同じフィルハーモニア管を振っていたアルチュオ・ガリエラや、コンサート・ホール・ソサエティで活躍した、ワルター・ゲール、テレフンケン系のフランツ・アンドレ、名教師としても名高いハンス・スワロフスキー、他ハンス・ユルゲン=ワルター、ハインリヒ・ホルライザー、クルト・ヴェス、ヴィルヘルム・シュヒター、イオネル・ペルレア等々、パッと思いついただけでこれぐらいいるが、メンブランにはこういうマエストロの10CD名演集も出してほしい。

レインボー さん | 不明 | 不明

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