名教師スワロフスキーは指揮者としても凄かった!
Profilレーベルが、現在入手困難な音源をボックス化するシリーズ、今回はオーストリアの指揮者ハンス・スワロフスキー。
ハンス・スワロフスキー[1899-1975]は指揮者として活躍するかたわら、ウィーン国立音楽大学指揮科教授として、アバド、メータ、ヤンソンス、アダム&イヴァン・フィッシャーなど錚々たる逸材を育てました。尾高忠明、湯浅卓雄、大町陽一郎ら薫陶を受けた大物日本人も多数います。
教育者としての業績が大きすぎたため、彼自身の芸術像は意外に伝わってきませんが、ワインガルトナーとリヒャルト・シュトラウスの指揮の弟子として、ドイツの伝統を現代に伝えた職人と申せましょう。
いずれも正確なバトン・テクニックで楷書的な演奏を聴かせてくれますが、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウス作品での大きな音楽作りに驚かされます。また珍しいマーラーの交響曲第3番の1963年ライヴ、ギトリスとの共演によるメンデルスゾーンの協奏曲も興味津々。1952年10月のシェーンベルクの『コール・ニドレ』と『ワルシャワの生き残り』はどちらも世界初録音だったとされます。
もうひとつの魅力はウィーン物で見せる独特の歌い回しと香り。十八番のヨハン・シュトラウスがたくさん入っているのも嬉しく、またハイドンの交響曲やグルダとのモーツァルトも素晴しいのひとことに尽きます。
大半は入手困難なうえ、驚きの価格の超貴重ボックスです。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1 61:38
ハイドン:
1. 交響曲第70番ニ長調 Hob.I:70
2. 交響曲第93番ニ長調 Hob.I:93
3. 交響曲第100番ト長調 Hob.I:100『軍隊』
ウィーン・アカデミー室内管弦楽団(1)
ケルン放送交響楽団(2)
ウィーン交響楽団(3)
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:
1952年(1)
1962年2月8-10日、ケルン(2)
1956年5月3日、ウィーン、ムジークフェラインザール(3)
Disc2 72:29
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
2. ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
3. アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
フリードリヒ・グルダ(ピアノ:1,2)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:
1963年6月(1,2/
ステレオ)
1955年12月18日、ウィーン、ムジークフェラインザール(3)
Disc3 67:36
ベートーヴェン:
1. 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
2. プロメテウスの創造物 Op.43〜序曲
3. 大フーガ Op.133(ワインガルトナー編)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1)
ケルン放送交響楽団(2,3)
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:
1955年、ウィーン(1)
1952年11月2-4日、ケルン(2)
1962年9月10-14日(3)
Disc4 73:12
シューベルト:
1. 交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』
2. 交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』
ウィーン交響楽団(1)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団(2)
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:
1957年1月2日、ウィーン、ムジークフェラインザール
1957年、ウィーン、ムジークフェラインザール
Disc5 51:21
メンデルスゾーン:
1. ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
2. 2台のピアノのための協奏曲ホ長調
イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン:1)
オラッツィオ・フルゴーニ、エドゥアルト・ムラゼク(ピアノ:2)
ウィーン交響楽団
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:1954年(発売年)
Disc6 59:44
● マーラー:交響曲第3番ニ短調:第1楽章〜第3楽章
ベルリン放送交響楽団
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:1963年1月21日、ベルリン(ライヴ)
Disc7 54:22
1. マーラー:交響曲第3番ニ短調:第4楽章〜第6楽章
2. シェーンベルク:コール・ニドレ Op.39
3. シェーンベルク:6つの歌 Op.8
4. シェーンベルク:ワルシャワの生き残り Op.46
ソニャ・チェルヴェナー(アルト:1)
ハンス・ヤーライ(語り:2,4)
ゲオルク・イェルデン(テノール:3)
RIAS女声合唱団(1)
ベルリン大聖堂少年合唱団(1)
アカデミー室内合唱団(2,4)
ベルリン放送交響楽団(1)
ウィーン交響楽団(2,4)
ケルン放送交響楽団(3)
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:
1963年1月21日、ベルリン(1/ライヴ)
1952年10月28,30日、ウィーン、コンツェルト・ハウス(2,4)
1961年12月16,20日、ケルン(3)
Disc8 52:36
ブラームス:
1. ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
2. ハンガリー舞曲第1番
3. ハンガリー舞曲第2番
4. ハンガリー舞曲第3番
5. ハンガリー舞曲第5番
エドゥアルト・ムラゼク(ピアノ:1)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:
1956年、57年(1)
1954年9月12-14日(2-5)
Disc9 69:17
リヒャルト・シュトラウス:
1. 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 Op.28
2. 『ばらの騎士』〜導入曲とワルツ
3. 『インテルメッツォ』〜ワルツの情景
4. 交響的断章『ヨセフ伝説』 Op.63
5. 『サロメ』〜7つのヴェールの踊り
ケルン放送交響楽団
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:
1960年11月18-21日(1,2,5)
1963年12月16-20日(3)
1961年11月2-4 日(4)
Disc10 74:36
ワーグナー:
1. 『リエンツィ』序曲
2. 『ローエングリン』〜第1幕への前奏曲/第3幕への前奏曲
3. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』〜第1幕への前奏曲
4. 『タンホイザー』序曲
5. 『トリスタンとイゾルデ』〜第1幕への前奏曲
6. 『パルジファル』〜第1幕への前奏曲
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1,4,5,6)
ウィーン交響楽団(2,3)
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:
1952年7月15日(1)
1954年11月30日〜12月2日(2,3)
1951年11月9日(4)
1950年(5,6)
Disc11 57:20
ヨハン・シュトラウス2世:
1. 喜歌劇『ジプシー男爵』序曲
2. ポルカ『観光列車』 Op.281
3. ワルツ『ウィーンの森の物語』 Op.325
4. ポルカ『百発百中』 Op.326
5. 喜歌劇『騎士パスマン』〜チャールダーシュ
6. ワルツ『春の声』 Op.410
ヨセフ・シュトラウス:
7. ポルカ『憂いもなく』 Op.271
ヨハン・シュトラウス2世:
8. ワルツ『親しき仲』 Op.367
9. 皇帝円舞曲 Op.437
ウィーン国立歌劇場管弦楽団(2,4,6-9)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1,3,5)
ハンス・スワロフスキー(指揮)
録音:
1951年(2,4,6-9)
1957年9月19日(1,3,5)