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Fritz Reiner -The Complete Columbia Album Collection (14CD)

User Review :5.0
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
19075936772
Number of Discs
:
14
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description

Limited 14CD set. When the 50-year-old Fritz Reiner was appointed conductor of the Pittsburgh Symphony Orchestra in 1938, he was still relatively unfamiliar in his adopted American homeland. This pupil of Bartk at the Academy of Music in his native Budapest, former conductor of the Dresden Royal Opera, where he worked with Richard Strauss, and for the past 16 years music director of the Cincinnati Symphony Orchestra was still rarely mentioned in the national press and never in record reviews. Although he had actually made some discs in 1938 with the New York Philharmonic, they were issued anonymously. Everything changed for Reiner when his move to Pittsburgh led to nearly a decade of major recordings for American Columbia. Sony Classical is now pleased to present a new 14-album set collecting all of Reiner's Pittsburgh Symphony discography together with the Columbia recordings he made after moving to New York in 1948 to become a principal conductor at the Metropolitan Opera.

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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シカゴ響との録音が有名な、フリッツ・ライ...

投稿日:2021/04/28 (水)

シカゴ響との録音が有名な、フリッツ・ライナーが前任のピッツバーグ交響楽団時代に録音した音源を復刻した内容のボックスである。 これらの音源は永らく正規の復刻がされて来なかった物。 今回はクラムシェル・ボックス仕様厚紙ケースであるが、アメリカで発売されたオリジナルのジャケットを使用している他、貴重な写真や詳しい解説が載ったライナーがついてる等正規メーカーらしい充実した内容となっている。 それぞれのCDの感想を。 CD1→ラヴェルやベルリオーズと言ったフランス物を録音したもの。 繊細な演奏はフランスオケのようで、同じくフランス物で有名なパレー&デトロイト響を思わせる。 CD2→得意のワーグナー・コンサート。 ローエングリンの3幕への前奏曲が1番の名演。 収録曲全てがSPに合わせるためかちょっとテンポが速いが、どれも堂々とした演奏である。 CD3→ベートーヴェンからガーシュウィンまで、古典から録音時の現代作品まで収録した内容。 メインはベートーヴェンなのだろうが、ムソルグスキーがきびきびとした推進力に満ちた好演。 ガーシュウィンはこの曲の初演者による録音として貴重だが、演奏もなかなか。 CD4→ゼルキンと共演したブラームスのピアノ協奏曲。 これはゼルキンを聴くべき一枚だろう。 CD5→バルトークの初稿エンディングが聴ける管弦楽のための協奏曲は、ライナーが鍛えあげたオケの実力を知るには最適な演奏。 またロッシーニのブルスキーノ氏もキビキビと速めのテンポの好演だ。 CD6→このCDはライナーというより、キャロル・ブライスを聴くCDと言ったところ。 意外というかダニエル・サイデンバーグ指揮、コロムビア放送コンサート管弦楽団とのバッハが1番良い。 サイデンバーグは1906年生まれのチェリスト、指揮者で、録音は少ないがなかなか良い音楽を聴かせる。 オケは録音用かと思いきや、シリア・モスクでの録音からピッツバーグ響の変名かも知れない。 ライナーがタクトを取った2曲はいずれも世界初録音だそうで、ファリャの方が良い演奏である。 CD7→ウィーンの作曲家による軽めのコンサート。 ブラームスのハンガリー舞曲は抜粋であるが、メリハリと推進力のある演奏が素晴らしい。 J.シュトラウスはライナーがオーストリア圏出身である事を思い出させてくれる演奏。 解釈はシカゴ時代と変わらないが、よくも悪くもアメリカらしさが無い。 ロジャースはいわゆるミュージカル畑の作曲家で、ライナーの中でもかなり珍しいレパートリーの一つ。 何れの曲も小品だからと手を抜かず全力なのが良い。 CD8→リヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲と町人貴族を収録。 ライナーと親交があったR.シュトラウスの演奏という事もあってか、バランスの良さ、オケの鳴りの良さ等当時としては高水準の演奏。 CD9→モーツァルトとバッハを収録。 この中でもバッハの引き締まった管弦楽組曲やカイリエのアレンジが面白い小フーガト短調が聴きどころ。 CD10→スラヴ圏の作曲家の作品を収めたアルバム。 ライナーはハンガリー出身なのでやはりこの辺りの作曲家には共感があるのか、どれもなかなかのもの。 ショスタコも珍しいが後に再録したカバレフスキーが最初から最後まで推進力があって良い。 CD11→バッハのブランデンブルク協奏曲第1〜第3番を収録。 演奏はコロムビア室内アンサンブル。 オケは録音用の名前だがソリストを見る限りピッツバーグ響の変名では無いだろうか。 ソリストは当時アメリカのオケの首席クラスが揃っており、ソロの巧さは見事なもの。 CD12→引き続きブランデンブルク協奏曲第4番から第6番を収録。 ライナーとマーロウのチェンバロが共演した第5番が聴きどころ。 CD13→この巻はライナーを聴くと言うより、ソプラノのヴェリッチュを聴くCD。 ライナーとは、メトロポリタン歌劇場管弦楽団と共演したモーツァルトとリヒャルト・シュトラウスのみであるが、サロメが中々良い。 CD14→再びR.シュトラウスの作品で、この年代のリヒャルトの演奏では高いレベルの演奏である。 特に、ドンファンはオーケストラの鳴らし方が良い。 オネゲルはレヴァントと共演したもので、きびきびとわかりやすい演奏が特徴。 コロンビア交響楽団はスタジオ・ミュージシャンによる団体が有名ですが、ここではニューヨークの録音なので、ニューヨーク・フィルハーモニックの変名なのでは無いでしょうか。 レベルは中々のものです。 録音年代の割にかなり音質も良好。 何か一つ気になる事が有れば買いのBOXです。

レインボー さん | 不明 | 不明

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ライナーのシカゴ交響楽団の全集も大変素晴...

投稿日:2021/03/07 (日)

ライナーのシカゴ交響楽団の全集も大変素晴らしいと思いましたが、ピッツバーク交響楽団を育て上げた結果が、このアルバムで確認できました。一部はCDにて発売されていましたが、これ程の演奏が1940年代に米国で行われていたことに感心する次第です。選曲もシカゴ交響楽団と重複していて、比較すると面白いです。 大変素晴らしい企画へ大感謝!!

RN さん | 東京都 | 不明

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ライナーって、きびきびしているだけで中身...

投稿日:2020/10/05 (月)

ライナーって、きびきびしているだけで中身が薄いと思っておりましたが、このセットを聴くととても充実した音がしております アンサンブルもダイナミクスも素晴らしい それにも増して録音がまさに完璧です モノラルということを忘れさせます こんなお宝を眠らせてはいけません

ミン吉 さん | 岐阜県 | 不明

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