(This HMV Review is for new items and is only for reference. Novelty will NOT be available for used items despite mentioned bellow.)
ズービン・メータ祝・85歳
映像初発売のイスラエル・フィル退任コンサートを収録したDVDセット!
2021年4月29日に85歳を迎えたズービン・メータ。当日は無観客でしたが85歳を祝うコンサートがベルリン国立歌劇場で行われたりと、年齢を重ねてもなお情熱的に指揮活動を行っています。
今回リリースされる7枚組のDVDセットには、そうしたメータの歴史が詰まっています。ディスク1は、ロス・フィルとの共演。異例の若さでロス・フィルの音楽監督(1962〜1978年)に抜擢されたズービン・メータ。「Decca」と専属契約した彼はダイナミックな指揮ぶりで手兵とともに、ストラヴィンスキーやホルストなどいまも誉れ高いアルバムをつぎつぎと発表し、一躍その名を世界に轟かせることになります。このライヴ映像では、バルトーク、ドヴォ8を筆頭に、その白熱ぶり、切れ味とも最高のパフォーマンスをみせてくれます。この頃のメータの音楽運びは迷いのない思い切りのよさがなによりの魅力で、痛快でさえあります。ロス・フィルとともにスターダムに駆け上がり、その黄金時代を築いたメータがもっとも輝いていた時期のかけがえのない記録といえるでしょう。
ディスク2には1977年、ベルリン・フィルの夏の風物詩、ヴァルトビューネの野外コンサート映像。1997年のテーマはロシアの古都サンクト・ペテルブルク。メータとバレンボイムの息の合ったチャイコフスキーの協奏曲をはじめ、ロシアの名曲を堪能できます。
ヴェルディ没後100周年記念ガラ・コンサートの模様を収録したディスク3。ドミンゴ、カレーラス、デッシーら17名のスター歌手たちが勢揃いした奇跡の超豪華ガラ・コンサートです。
ディスク4は、イスラエル・フィル創立75周年記念コンサート。ヴァイオリニストのフーベルマンの呼びかけで、ヨーロッパのユダヤ系音楽家たちがパレスチナに創設したオーケストラがトスカニーニの指揮で初披露されたのが1936年12月26日。それが今日のイスラエル・フィルとなり、2011年に創立75周年を迎えました。それを祝い2011年12月に行われたコンサートのライヴ収録。
ディスク5には、2013年、ヴェルディ・イヤーのザルツブルク音楽祭での『ファルスタッフ』。辛口新聞評でも大絶賛されたミキエレット演出の舞台。
ディスク6は、東京バレエ団&モーリス・ベジャール・バレエ団が共演した『第九交響曲』。1964年、東京バレエ団が創立された年に初演されたモーリス・ベジャール振付によるベートーヴェン『第九交響曲』。東京バレエ団創立50周年にモーリス・ベジャール・バレエ団との共同制作により東京、NHKホールで2014年に上演された際の映像です。ダンサー、オーケストラ、独唱歌手、合唱団の総勢350人が繰り広げる大スペクタクルの舞台を楽しむことができます。
最後に、2019年10月に行われた、長らく音楽監督を務めたイスラエル・フィルの退任コンサートの模様は映像初収録です。またボーナス・インタビューには、これまでの音楽人生を振り返ったメータのインタビューが収録されています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1(110分)
● モーツァルト:ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191
● バルトーク:管弦楽のための協奏曲
● ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』 op.92
● ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 op.88
● ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番ト長調 op.46-8
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
収録時期:1977年1月10-13日
収録場所:ロサンジェルス、ドロシー・チャンドラー・パヴィリオン、ミュージック・センター(ライヴ)
Disc2(96分)
ヴァルトビューネ1997/ホワイト・ナイト
● グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
● チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 op.23〜第1楽章
● チャイコフスキー:バレエ『白鳥の湖』〜ワルツ
● ショパン:小犬のワルツ
● ムソルグスキー:歌劇『ホヴァンシチナ』〜前奏曲『モスクワ川の夜明け』
● ムソルグスキー:歌劇『ソロチンスクの定期市』〜陽気な若者たちのゴパーク
● リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行
● リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
● プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』〜タイボルトの死
● リンケ:ベルリンの風
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
収録時期:1997年5月1日
収録場所:ベルリン、ヴァルトビューネ野外音楽堂(ライヴ)
Disc3(182分)
ヴェルディ・ガラ〜パルマ 2001
第1部
● 『ナブッコ』より『行け、我が想いよ』
● 『イェルサレム』より『神が私たちを引き離そうとしている』
● 『海賊』より『俺が捕虜になるとは』『天と地から嫌われようと』
● 『リゴレット』より『女心の歌』『いつだか君と出会ったのを』
● 『トロヴァトーレ』より『夜は静まりかえっている』『母さん 眠れないのかい?』
● 『椿姫』より『不思議だわ…ああ多分彼なのね』
● 『仮面舞踏会』より『立て お前の息子に…お前だったのだな』『ああ!死を 恥辱を』
第2部
● 『運命の力』より『神よ 平安をください』
● 『ドン・カルロ』より『彼女は私を愛してはくれぬ』『宿命的な授かり物!』
● 『アイーダ』より『勝ちて帰れ!』『祖国を救った者よ』
● 『オテロ』より『もう夜も更け』『アヴェ・マリア』
● 『ファルスタッフ』より『世の中みな冗談』
マルセロ・アルバレス、ホセ・カレーラス、ホセ・クーラ、ダニエラ・デッシー
マリエッラ・デヴィーア、ルチアーナ・ディンティーノ、プラシド・ドミンゴ
ジャンルカ・フロリス、バルバラ・フリットリ、コンスタンティン・ゴーニー
エリザベート・マトス、レオ・ヌッチ、ルッジェーロ・ライモンディ
ロッサーナ・リナルディ、チンツィア・リッツォーネ
グローリア・スカルキ、リッカルド・ザネッラート
ヴェルディ音楽祭合唱団
フィレンツェ五月祭管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
収録時期:2001年5月11日
収録場所:パルマ、テアトロ・パディリョーネ・パラカッサ(ライヴ)
Disc4(95分)
イスラエル・フィル創立75周年記念コンサート
1. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
2. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番〜サラバンド
3. ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
4. ショーソン:詩曲 Op.25
5. ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 Op.93
ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン:1,2)
エフゲニー・キーシン(ピアノ:3)
ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン:4)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
収録時期:2011年12月24日
収録場所:テル・アヴィヴ(ライヴ)
Disc5(125分)
● ヴェルディ:歌劇『ファルスタッフ』全曲
アンブロージョ・マエストリ(バリトン/ファルスタッフ)
フィオレンツァ・チェドリンス(ソプラノ/アリーチェ)
マッシモ・カヴァレッティ(バリトン/フォード)
エレオノーラ・ブラット(ソプラノ/ナンネッタ)
エリーザベト・クルマン(メゾ・ソプラノ/クイックリー夫人)
シュテファニー・ホウッツェール(メゾ・ソプラノ/メグ)
ハヴィエル・カマレナ(テノール/フェントン)
ルカ・カザリン(テノール/医師カイウス)
ジャンルカ・ソレンティーノ(テノール/バルドルフォ)
ダヴィデ・フェルシーニ(バリトン/ピストーラ)
ウィーン・フィルハーモニア合唱団(Philharmonia Chor Wien)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
演出:ダミアーノ・ミキエレット
装置:パオロ・ファンティン
衣装:カルラ・テーティ
照明:アレッサンドロ・カルレッティ
収録時期:2013年8月
収録場所:ザルツブルク、モーツァルトのための劇場(ライヴ)
字幕:伊英独仏西中韓日
Disc6(88分)
● ベートーヴェン『第九交響曲』
振付:モーリス・ベジャール
音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
振付指導:ピョートル・ナルデリ
出演: 東京バレエ団、モーリス・ベジャール・バレエ団
演奏:
クリスティン・ルイス(ソプラノ)
藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)
ペーター・スヴェンソン(テノール)
アレクサンダー・ヴィノグラードフ(バス)
栗友会合唱団(合唱指揮:栗山文昭)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
芸術監督:ジル・ロマン
収録時期:2014年11月8,9日
収録場所:東京、NHKホール(ライヴ)
Disc7(130分)
イスラエル・フィル退任記念演奏会
● イスラエル国歌
● リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125
● ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.72より第2番ホ短調『ドゥムカ』
● マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
チェン・レイス(ソプラノ)
オッカ・フォン・デア・ダムラウ(メゾ・ソプラノ)
ガリー・ベルティーニ・イスラエル合唱団
エルサレム・アカデミー・室内合唱団
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
収録時期:2019年10月
収録場所:テル・アヴィヴ、チャールズ・ブロンフマン・オーディトリアム(ライヴ)
● ズービン・メータのインタビュー(字幕:独、英)
総収録時間:826分
画面:カラー、4:3(Disc1,2)、16:9(Disc3-7)
音声:PCMステレオ、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1
NTSC
Region All