Piano Concertos Nos.1, 2, Piano Works : Pressler(P)D.Josefowitz / Swarowsky / Vienna State Opera Orchestra (2CD)

さすがプレスラー、
５０年前にかくも現代的ショパン演奏を披露

ボザール・トリオのメンバーとして、いぶし銀の芸風を聴かせるメナヘム・プレスラー。今回は彼が40歳前後の1960年代に残したショパンの録音をまとめました。２曲の協奏曲は現在入手可能な「Doron Music」盤と同一ですが、他は珍しい待望のCD化。
　プレスラーは多くのショパン弾きのような華麗さや毒気、甘やかさはないものの、極めて正統的で健康。しかし決して無味乾燥ではなく非常に音楽的。ことに短調の内省的なマズルカは絶品です。伝統にとらわれないユニークなショパンとして必聴の演奏と申せましょう。（キングインターナショナル）

【収録情報】
ショパン：
・ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
　ウィーン国立歌劇場管弦楽団
　デイヴィッド・ジョゼフォヴィッツ（指揮）
　録音時期：1965年12月8日

・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
　ウィーン国立歌劇場管弦楽団
　ハンス・スワロフスキー（指揮）
　録音時期：1966年6月4日

・アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズ Op.22
　ウィーン国立歌劇場管弦楽団
　ジャン＝マリー・オーベルソン（指揮）
　録音時期：1960年代

・2つのポロネーズ Op.26
・幻想ポロネーズ Op.61
・マズルカ 変ロ長調 Op.7-1
・マズルカ 変ロ短調 Op.24-4
・マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4
・マズルカ ロ短調 Op.33-4
・マズルカ ヘ短調 Op.63-2
　録音時期：1960年代

　メナヘム・プレスラー（ピアノ）

　録音方式：ステレオ