SACD

Cello Sonatas: Du Pre(Vc)Barenboim(P)+franck

Chopin (1810-1849)

User Review :4.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
WPGS50159
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc

Track List   

  • 01. Cello Sonata In G Minor.op.65 1st Movement: Allegro Moderato
  • 02. Cello Sonata In G Minor.op.65 2nd Movement: Scherzo(Allegro Con Brio)
  • 03. Cello Sonata In G Minor.op.65 3rd Movement: Largo
  • 04. Cello Sonata In G Minor.op.65 4th Movement: Finale(Allegro)
  • 05. Sonata In A Major 1st Movement: Allegretto Ben Moderato
  • 06. Sonata In A Major 2nd Movement: Allegro
  • 07. Sonata In A Major 3rd Movement: Recitativo-fantasia(Ben Moderato-molto Lento)
  • 08. Sonata In A Major 4th Movement: Allegretto Poco Mosso

Customer Reviews

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ショパンのチェロソナタは日本音楽コンクー...

投稿日:2021/03/06 (土)

ショパンのチェロソナタは日本音楽コンクール優勝者が各地を回るコンサートで初めて聴いた。好きになった。CDが欲しくて、好きなデュプレ(EMI盤)を選んだ。一聴、この痩せた音には驚いた。演奏には素晴らしいのに残念。リマスタ盤は改善されていると良いが。 EMIではチョンキョンファのドヴォルザーク のvn協奏曲でも同じ印象であった。こちらも残念。

浜っ子 さん | 愛媛県 | 不明

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本盤には、悲劇のチェリストであるデュ・プ...

投稿日:2012/06/10 (日)

本盤には、悲劇のチェリストであるデュ・プレが、夫君であるバレンボイムとともに1971年及び1972年に行った最後のスタジオ録音であるショパンのチェロ・ソナタと、フランクの有名なヴァイオリン・ソナタをチェロ用に編曲したチェロ・ソナタがおさめられている。既に、多発性硬化症という不治の難病を発症したデュ・プレによる最後の録音でもあり、そうした点だけに絞って考えても歴史的な超名演と言える存在だ。デュ・プレは、得意のエルガーのチェロ協奏曲やドヴォルザークのチェロ協奏曲を演奏する時のみならず、どのような楽曲の演奏に臨むに際しても全力投球で、体当たりとも言うべき渾身の演奏を行ったと言えるところであるが、本演奏におけるデュ・プレは、さすがに多発性硬化症を発症しただけあって、それまでのデュ・プレのような体当たりの渾身の演奏までは行っているとは言い難い。しかしながら、内なる気迫という意味においては、いささかも引けを取っておらず、演奏全体に漲っている何とも言えない凄みは、とても女流チェリストなどによる演奏とは思えないほどであると言える。本演奏の後は、二度とチェロを弾くことがかなわなくなるのであるが、デュ・プレのこのような凄みのあるチェロ演奏は、今後の自らの悲劇的な運命を前にした、何かに取り付かれたような情念や慟哭のようなものさえ感じさせると言える。もっとも、我々聴き手がそのような色眼鏡でデュ・プレのチェロ演奏を鑑賞しているという側面もあるとは思うが、いずれにしても、本演奏全体に漲っている内なる気迫や凄み、そして雄渾なスケールを伴った圧倒的な演奏は、我々聴き手の肺腑を打つのに十分であると言えるところだ。それでいて、両曲には、人生の諦観を思わせるような寂寥感、深遠な抒情などが込められていると言えるが、デュ・プレは、そうした箇所における各旋律の繊細にして情感の豊かな表現おいてもいささかの不足はないと言えるところであり、その奥深い情感がこもった美しさの極みとも言える演奏は、これからデュ・プレを襲うことになる悲劇が重ね合わせになり、涙なしには聴くことができないほどのものである。デュ・プレのチェロ演奏のバックのピアノ演奏をつとめるのは夫君であるバレンボイムであるが、本演奏においては、デュ・プレのチェロ演奏をしっかりと引きたてるとともに、一緒になって両曲の奥深い情感の世界を見事に描出するのに成功している点を評価したい。音質については、1971年及び1972年のスタジオ録音であるが、従来CD盤は今一つ冴えない音質であったところだ。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって、見違えるような鮮明な音質に生まれ変わったところだ。デュ・プレのチェロ演奏の弓使いやバレンボイムのピアノタッチが鮮明に再現されるのは殆ど驚異的ですらある。いずれにしても、デュ・プレ、そしてバレンボイムによる圧倒的な超名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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