佳作アニメ「ぼくらの」の少年少女達の、地球を救うために孤独に戦う悲しい運命を謳った主題歌。少年少女達の健気さ、死ぬと分かっていても地球のために戦うしかないやるせなさと強さを切なく悲しく、しかし尊厳を持って歌った佳曲であり、大人達の無理解と自分勝手さを思い知らされる曲です。ベストアルバム「この世界を誰にも語らせないように」にはバージョン違いが入っていて、だいぶ雰囲気が違いますので、やはり、オリジナルのこれがいいです。

独特な世界観と歌唱力の石川智晶ワールド全開のアルバムです。神様ドオルズOP、EDはフルバージョンで聞けるのはこのアルバムだけです。また、アンインストールはアレンジを替えてあり聞き応え十分です。毎日ヘビロテしたくなるアルバムです。

表題曲もそうですが、カップリング曲も劇場版 機動戦士ガンダム00の世界観にぴったりです。カップリング曲の歌詞は劇場版 機動戦士ガンダム00のネタバレになっているような。ジャケットイラストもきれいです。

ＴＶアニメ「機動戦士ガンダム00」セカンドシーズン前半期のEDテーマです。他のセカンドシーズンのシングルと違い、こちらのシングルには違いガンダム盤がありません。2曲目の「squall」もED候補だったそうなので、その点を踏まえて1曲目と聴き比べてみるのもいいかもしれません。

アンインストールという曲や歌詞に惚れました。 涙と、僕はまだ何も知らないには泣けました。せつなくて、思わず涙が流れてきます

まるでウィンド・シンセサイザーみたいに声を完璧にコントロールできる歌手だ。作詞・作曲も手がけているが、詞は文学的で、最近主流のわかりやすさを前面に押し出した日記的なものとは違い、味わい深い。曲は井上陽水とユーミンを足して２で割ったような感じ(？)で、洋楽っぽくない独特のメロディーで構成されている。透明感のあるアレンジも好印象で、21世紀になってから買ったポップスのＣＤでは最も満足できた１枚。