音質が抜群によくなっています。

1962年録音の名盤。このアルバムにより日本での彼女の名前は一躍有名になりました。日本初 CD化だそうです。 オリジナル LPでは高音のヒスノイズ（のようなノイズ）が気になりますが、2015年リマスターにより改善されています。

好音質 ダイレクトカッティングＬＰの ＣＤ化と思って聴いたら コレ、別テイク！ だまされた？（サマｰタイムもカップリングされてるが音質・内容ともイマイチ、ここでは触れない）　オリジナル ＤＣ盤での演奏が 頭にあると、節廻しが 違和感！　タメがなく テンポを 探りながら･･･ 余裕がなく、あくまで テスト・音合わせといった印象なのだ！　　今回の ＣＤ化の 音源が、ダイレクトカッティングＬＰとして出た オリジナル・テイクとは 違う と いうことは ライナーノートをよくよく読めば出でてくる けれど・・・ 帯や メーカーインフォには その 記載は 無く“ ダイレクト レコーディング ” なる 聴きなれない 言葉が でてくるだけ！　これは ダイレクト・カッティング と 謳ってしまうと、ウソになるから ひねり出した 言葉と 思われるが・・・ これでも 充分 だましてると 思う。　つまり 確信犯！　意図的に Ｄ・Ｃ盤と 同じものと 勘違いさせようと してますネ、こういう 大事なことは、はっきり 明記すべきです！　この商品説明は、買い手にとって 一番大事なこと （ オリジナル ＤＣ テイクでは ない ） を Ｎ Ｇ ワード にして こしらえられたモノ・・・といった 印象というと、穿ち過ぎだろうか？　立場上 ウソを言わなきゃならない事も あるけれど・・・　ハッキリ 言って、こんなの 詐欺！　責任者 出てこい！ あんな 音合わせ・リハーサルテイクの ＣＤ化で お茶を濁すのか？　こんなこと、言いたか ないが ・・・ これで オリジナルの ダイレクトカッティング ＝ アナログ・ＬＰの 価値が 跳ね上がったのも 事実。　それにしても・・・これでは この名唱が 埋もれてしまうのが なんとも 残念・・・

これほど張りつめて手を抜かないヴォーカルは珍しいですね。中学生でもディクテーションできる丁寧な発音。語尾にかかるかそけきヴィブラート。歌の全容を完全に自分のものにしたうえで、声楽家として充分の力量を発揮しています。といって情趣をおろそかにしているわけではありません。女性ヴォーカルが達すべき最高の到達点！この人の爪の垢を今発売したら売れるだろうなあ？！

とても気に入ったキャロル・スローンのＬＰを持っているので期待して聞いてみましたが、ちょっとがっかりでした。由紀さおり的な表題曲に始まり、全体的にバックの雰囲気もあまり好みではなく、私には合いませんでした。でもはまる人にははまる一枚かもしれません。好みの問題でしょう。

待ってました、幻の名盤！