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かっくんどうしてボクだけしかくいの?

C.メルベユ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061892125
ISBN 10 : 4061892126
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ボクどうして、しかくいんだろう。ほかのみんなは、まんまるなのに…。シンプルな絵とストーリーの中に深いメッセージを含んだ、誰にでも楽しめる絵本。乙武洋匡、初めての翻訳。

【著者紹介】
クリスチャン・メルベイユ : 1949年、ベルギー生まれ。子供向けの音楽、演劇、出版などで幅広く活躍するマルチアーティスト。音楽では、これまでに10枚以上のアルバムを発表し、94年に「Chut, Faut rien dire...」でゴールド・レコード賞を、またその活動への評価としてベルギー芸術協会(SABAM)の児童賞を受賞する。年間に約150回、演劇の公演をおこない、フランス語圏の子どもたちとその親に高い支持を得ている。また、子供向けの雑誌・絵本でも数多く活躍中。テレビ・ラジオ出演も多数

ジョス・ゴフィン : 1938年、ベルギー生まれ。ブリュッセルでグラフィックデザインを学んだあと、パリの出版社、広告代理店でアートディレクターとして働く。その後、62年にブリュッセルに戻り、イラストレーター、デザイナーとして独立。その活動は雑誌の表紙、レコードのジャケット、CM、絵本など多岐にわたり、現在ではヨーロッパでも指折りのグラフィック・クリエーターとして認められている。その国際的な活躍によって、国際デザイナー・アートディレクター協会から数々の賞を受けている

乙武洋匡 : 1976年4月6日、東京都生まれ。「スポーツのすばらしさを伝えたい」との思いからはじめた「Number」(文芸春秋)の連載、スポーツキャスターとしての「スクープ21」(テレビ朝日系)出演などが、現在の活動の中心。絵本『プレゼント』の出版(中央法規出版)や、「小学一年生」(小学館)での連載など、子どもたちにメッセージを発信することにも力を入れている。著書に、自身の生い立ちをユーモラスに綴った『五体不満足』(講談社)、「ニュースの森」(TBS系)におけるキャスターとしての経験をまとめた『乙武レポート』(講談社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶのぶ

    「スイミー」みたいな話。ひとりだけ四角。角があるから、痛いと嫌われる。丸のように転がれない。でも、四角の僕にしかできないことがある。それは、絵本を読んでください。じぶんにできることを、強みを生かすことは、相手がわかってくれることに繋がる。自分らしくいる、自信を持つ、難しかったら開き直るぐらいがいいかも。弱味を見せるが、自分の好きなことも出す。どちらも出さずに我慢するのが、一番、よくないように思う。自分らしく生きよう。

  • ヒラP@ehon.gohon

    乙武洋匡さんが訳していることにも意味を感じる絵本です。 まんまる家族から、キューブのような子どもが産まれたら、どのように感じるのでしょう。 家族の愛があっても、まんまる社会で、立方体が生活するのは容易なことではありません。 含みのある絵本は、様々なことを暗示しています。 でもかっくんと呼ばれた立方体は、まんまる社会人にはできない特技を持っていました。 排他から共存へ、誰もが共有しなければいけない課題だと思います。

  • ほんわか・かめ

    乙武洋匡さん翻訳。まるい生き物たちが暮らす中で、自分だけがしかくい存在。まるい社会で自分だけが四角いと暮らしにくいし、できないことのほうが多い。排除されることも。でも、四角だからこそかっくんにしかできないことがある。ただ、役に立つ立たないじゃなくて、本当はいるだけでまるごと存在が認められるほうがいいんだけどね、となんとなく思いました。〈2001〉

  • anne@灯れ松明の火

    読友さんご紹介。まんまる家族。まるの大きさや色は違うけれど、とにかく、まる。そこに生まれたしかくい子”かっくん”。親は愛してくれても、周りは微妙な反応。さて、かっくんは受けいられるのか。やはり、違うということは、はじかれてしまうのだな。そのままの姿で受け入れてもらえればいいのに。かっくんに、新たな長所が出てこなければ、はじかれたままだったのかな。結末がちょっとひっかかった。 絵は、ジョス・ゴフィンさん。シンプルで、かわいらしい。乙武洋匡さん初翻訳。

  • スノーマン

    丸の仲間たちに四角い『かっくん』これは色々想像をかき立てられる物語。道徳的な匂いもプンプンするけど、最後は胸を張って生きていけそうなラストでホッとした。ブツブツおじいちゃんが、丸くしてやる〜と怖い顔してたのが現実にもありそうで胸が痛むわ。

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