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チャップリン自伝 若き日々 新潮文庫

C.チャップリン

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102185032
ISBN 10 : 4102185038
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロンドンの薄汚れた劇場で、母の代役として五歳で初舞台を踏んだチャップリン。母の精神病院収容、継母の虐待、アル中の父の死…度重なる苦難に襲われ、救貧院・孤児院を転々とした少年は旅回りの一座で子役にありつく。やがてコメディアンの才能を見出され渡米すると、草創期の映画界に引き抜かれ、夢のような日々が始まった。大スターまでの階段を一気に登りつめた「喜劇王」の前半生。

【著者紹介】
チャールズ・チャップリン : 1889‐1977。ロンドン生れ。両親とも芸人。母のヴォードヴィルのカーノー一座と共に渡米。1913年キーストン喜劇映画会社に入り、浮浪者スタイルや、笑いと涙、風刺と哀愁に満ちた作品で卓越した評価を受ける。’52年赤狩りで米国を追われ晩年はスイスに居住。’75年3月には英国王室から大英帝国勲章第二位(ナイト・コマンダー)を授与される

中里京子 : 1955年生れ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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アメリカでごく初期の短編を契約撮影するま...

投稿日:2021/04/14 (水)

アメリカでごく初期の短編を契約撮影するまで。語る人によれば悲惨な感じになりそうな生い立ちをたぶん母親の愛情などもあるのだろう、回想ということもあるかもしれないが、物語を読むふうに客観的にも愛情深くも描いている。昔映画を楽しんだが、今は自伝のほうがおもしろい。

ぷぅさん さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さきん

    兄と売れなくなった女優のシングルマザーとギリギリの貧しい生活から始まる。それでもチャップリンがめげなかったのは、母譲りの明るさと人を笑わす演技力の賜物。母は縫物の安仕事で頑張るがやがて精神を病んでしまう。チャップリンは12歳、兄シドニー16歳になって子役、船乗りと自立し始めたので、なんとか野垂れ死にを免れる。貧しい出なのか、幼少期からお金がどれだけ入って出ていくのかという記述が多く苦労が伺える。イギリスの芸能事務所に雇われてアメリカ巡業してから運命が変わっていく。二十歳過ぎて映画界についに到達。

  • kochi

    極貧の暮らしから、両親と同様に舞台に立つ人生を兄と共に選び、父の死(離婚後だが)や母の入院と言う逆境にもかかわらず、イギリス、アメリカでの舞台の成功をきっかけに、映画の世界に進出して、人気は鰻登りとなり、ファンが彼の移動経路の大陸横断鉄道の幾つもの駅に押しかけ、あちこちで歓迎の催しがもたれたと言う、二十代半ばにしての映画スターとしての成功までを記した上巻。圧巻は貧乏時代のエピソードの数々で、本人の記す通り、まさに「運命の女神たちが人間のそれを決定するとき、そこには憐憫もなければ公平感もない。」と言える。

  • SAT(M)

    前後編に分けられたチャップリン自伝の前編。ロンドンで暮らした幼少期から、舞台俳優を経て、米国で映画業界デビューを果たすまでが綴られています。米国という新天地で、また黎明期の映画業界で若くしてスターにのし上がるのですがその裏で、幼少期の貧窮や、母親の精神病、撮影所の面々との軋轢などの「ネガ」の部分が濃く陰を落としていたようで。幼少期のチャップリンが、屠畜場から逃げた豚を見て笑う人々を見て、「喜劇と悲劇は表裏一体なのか」と悟るシーンがそれを象徴しています。英米で笑いのツボが違ったというのが意外…。

  • ブラックジャケット

    大物の自伝だけにゴーストライター説は出るだろうが、自作の映画を製作・主演・脚本・音楽まで一人で務めあげた人だけに、自筆は間違いないところ。幼少期はディケンズの小説のような極貧の生活で、映画同様ツカミは完璧。両親共々芸人で、極貧は避けられなかったようだ。父親は早世して、働かなければならない。兄のシドニーとともに芸人を志す。他の職業の選択はまったくなかったようだ。当然、子役からロンドンの劇場を沸かすこととなった。やはり不世出の天才らしい人生なのかもしれない。ともかく驚異的な記憶力でリアリティ十分の力作だ。

  • 真琴

    音楽劇「ライムライト」の余韻に浸りながらの読書。ロンドンで極貧生活を送る子供時代からアメリカへ渡るまでが描かれる。チャップリンの映画は喜劇でありながら悲哀を感じるのは、救貧院での生活やアル中の父親、精神を病んだ母親のことも原因しているのかな?と感じた。次巻へ。著名人の自伝を読むのは楽しい。

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