東京・神奈川・大阪２００８来日コンサートの内容と感動が味わえる名盤です。参加したコンサートでもアンコールにはバカラックさんと合唱した「明日に向かって撃て」雨にぬれても。そして、完全オリジナル・スコアによる”遙かなる影”を女性の方が歌唱しています。また、バカラック自身も随所で、しゃがれ声で歌唱されていて、聴かせてくれる歌唱に感動します。自作自演が聴ける最後のライブ盤といえるのではないでしょうか。７０歳を越える年齢の歌唱はコンサート歌唱の限界に近く、コレクションの必須盤です!!

レーベルの枠を越えたバカラックのアルバムです。ヒット曲は、ヒットさせたアーティストの収録。どうしても、ディオンヌ・ワーウィックが多く収録されているのは仕方がないが、カーペンダーズ、B.Jトーマス、ダスティ・スプリングフィールド、アレサ・フランクリン、セリーヌ・ディオン、フィフス・ディメンション、トム・ジョーンズ、ニューヨーク・シティ・セレナーデなどあげたらきりがない。ヒットメイカーバカラックの面目躍如である。中には、この曲もバカラックだったなあと思わせるものもあった。収録曲目で、1960年代の作品で収録して欲しかったのが幾つかあったが、概ね満足です。個人的には、カーペンダーズの恋よ、さようなら ボサリオのサン・ホセへの道、バカラック自身のヴォーカルが聞きたかったのは贅沢な悩みですか？

基本中の基本｡敬遠しないで是非聴いて欲しい｡綺麗なﾒﾛﾃﾞｨにｷｬｯﾁｰなｱﾚﾝｼﾞ､人の呼吸に馴染む永遠のﾎﾟｯﾌﾟｽ集｡