このシリーズの魅力のひとつは「未発表曲」が収録されている事です。それが無くても買ったでしょうが、他のベスト盤と収録内容や曲順が異なるだけで、また違った満足感があります。未発表曲の他にも、オリジナル・アルバムとはバージョン違いの曲、久しぶりにＣＤ化された曲なども含め20曲。お薦めの一枚です。

30枚目のオリジナル・アルバムにして、まったくマンネリ感を感じさせない、逆に「あ〜、やっぱりブレバタはいいなあ」と実感させてくれる作品です。発売当時（10年前）はすでに60代後半のふたりですが、アルファ時代の声質とそれほど変わっていないのは素晴らしいです。

全編いい意味で枯れたヴォーカルとアコギを中心に、着古したよれよれのデニムのような大人のアルバム。