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他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ 文春文庫

Brady Mikako

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167922092
ISBN 10 : 4167922096
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

「自分が生きやすい」社会に必要なのものとは? 感情的な共感の「シンパシー」ではなく、意見の異なる相手を理解する知的能力の「エンパシー」。この概念を心理学、社会学、哲学など様々な学術的分野の研究から繙く。うまく活用するために、自治・自立し相互扶助のアナキズムを提唱。新しい思想の地平に立つ刺激的な一冊。



【著者紹介】
ブレイディみかこ : 1965年福岡県福岡市生まれ。96年から英国ブライトン在住。ライター、コラムニスト。2017年『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で新潮ドキュメント賞、19年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース 本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞、毎日出版文化賞特別賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 阿部義彦

    文春文庫新刊。ブレディさんの『僕はイエローで〜』は単行本で直ぐに読みました。なんか一時時代の寵児扱いでメディアにもよく出てましたよね。そんなみかこさんの続編本でしたが、結構思想家の名前とその理論の紹介が多く、前作が売れたからと言って大衆に阿らない態度に好感を持ちました。私にとっても、読むのに時間がかかりました。エンパシーとアナキズムの話が一番得るところがありました。「エンパシーは我々が一つではなく、複数の世界に住むことを可能にしてくれる」アナキストの金子文子が、投身自殺をしようとしたエピソードが素晴らしい

  • Nabe

    他者と関わる時に、他者の靴を履くように相手の目線に立ち理解しようとすること。そんな“エンパシー”を掘り下げる。それは他者と同じ考えになることではなくて、あくまで自分は自分のまま他者には他者の目線があると知ることが重要だ。多様性を認めるってそういうことだと思う。こんな考えが社会に浸透したら多くの人にとって過ごしやすい環境になる気がする。

  • Ryo0809

    エンパシーを巡る考察。シンパシーとの差を含めて、エンパシーの功罪が多くの思想家の論点を取り入れて紹介されている。アナーキズムという、一見しただけでは最も遠い位置にある精神とも関連しているのだから、一見だけではだめで、深く思考を巡らせることも必要なのだ。後段は、教育への試みが紹介されていくが、エンパシー、アナーキズム、民主主義、これらは若者だけを教育すればよいのではなく、社会全体の問題である。簡単にエンパシーという言葉を振り回したりしてはいけないのだと理解した。良き啓蒙書である。

  • 読書熊

    感情ではなく認知で他者を想像する

  • くぅー

    エンパシー(共感する能力)の必要性と、その欠点について詳しく書かれていた。特に共感力は時として自己喪失や、他社依存につながる欠点がある危険があることを詳しく勉強できたのは良い。あと189P付近の日本人の「迷惑をかけたくない」は利他的思考でなく、他者から迷惑をかけられたくないという自分本位な思考から出た価値観という考察は面白かった。

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