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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 新潮文庫

Brady Mikako

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101017525
ISBN 10 : 4101017522
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan

Content Description

人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。ぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。

【著者紹介】
ブレイディみかこ : 1965(昭和40)年福岡生れ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、’96(平成8)年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞を、’19(令和元)年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ろくせい@やまもとかねよし

    英国ブライトン在中の女性が綴る随筆。英国の中学校は11〜16歳までの5年間。アイルランド人の夫との息子が進学以来 、彼の学校に関わる出来事などを綴る。「底辺学校」と過激な言葉で始めるが、東洋人に対する「チンク」「チンキー」や南アジア人や中東人に対する「パキ」を批判的に捉えるなど、本書主張を捉えることが難しい印象。一方、自己確立に悩む難しい子育て時期の教育面から彼女は息子を極めて健やかなに生育していることが窺える。初めて知った「foster family」。「里親」が直接的な表現をしていないのはなぜだろう。

  • ehirano1

    本書による新しい体験ができたことは僥倖でした。「無知は克服できる」がとても印象的。先ずは本書を読むことでその一歩を踏み出せると確信できました。良書だと思います。

  • おたま

    読書会の課題本。以前からどんな本か気になっていたけれど、読書会のおかげで読むことができた。そして、読んでよかった。イギリスのブライトンで保育士をしているブレイディみかこさんと、元底辺公立中学校に入学した息子さんが体験したことが書かれている。そこには様々な問題が潜んでいる。経済格差、そこからの教育格差、人種差別、LGBTQの問題等々。それらの問題にブレイディさんは決して現実から遊離しない言葉で、だがしかし、流されない言葉で関わっていく。平易な言葉遣いながら、読者を様々な問題に直面させてくれる。そこが魅力的。

  • エドワード

    イギリス南部ブライトンに住む日本人の母とアイルランド人の父を持つ中学生の息子さんの喜怒哀楽に満ちた日々を、母親のみかこさんの視点から眺める。中学校の様々な行事、ミュージカル、音楽会、水泳大会等からイギリス社会もとい世界に渦巻く、日本にいては到底気づかない、貧困や格差や分断や差別や偏見が垣間見える。彼はイギリスではチンクと蔑称され、日本に帰省すればガイジンと蔑称される。レイシズム、多様性世界の地雷が身近に転がっている。そんな現実の中、子供の素直な心に感動し、真っ直ぐ前を向いて生きていく親子を応援したくなる。

  • あきら

    とても率直に勉強になりました。 きっと彼が自分の息子だとして、同じ発言、行動を自分がああやって解釈できるのか?って考えた時に、改めて無知であることに気付いたな、と思いました。 多様性、、分かっていた気になっていたことが腑に落ちる。 あの人とか、いつかの自分とか、色んな人に読んでもらいたいなあ。

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