菅野沖彦/ステレオ・レコーディング・コレクション(4XRCD)
菅野沖彦ワールドがXRCD+HRカッティングで見事に甦る!
ビクター編 トリオ編 全てオリジナルマスターテープ使用
「録音史上の大傑作シュタルケルのチェロ録音! とてつもないオルガンの低音ヴェーバージンケ! 管の中を温かい息が通っている感触まで再生のニコレ! ボディが「視覚化」菅野氏十八番のピアノ録音!」とオーディオ評論家嶋護氏に評される演奏内容録音とも逸品中の逸品を集めたボックス。
オーディオ評論の重鎮、菅野沖彦氏は1970年代を中心に録音エンジニアとして活躍され、氏の手掛けた「菅野録音」と呼ばれる数多くの傑作レコードは今でも多くのマニアの間で愛聴されております。
今回とりわけ「菅野録音」の中でも貴重な幻のレーベル「トリオ」と名門ビクターでの録音がXRCD化されます。特に「録音史上の傑作」(オーディオ評論家嶋護)といわれる名録音中の名録シュタルケルのチェロ録音が含まれているのもうれしいかぎりです。
菅野録音の研究家として知られる嶋護氏によると菅野録音にはとくに優れた点が二つあるとのことで、リアリスティックで三次元的なサウンドステージの再現と、楽器の実在感であるとの事です、また再生のポイントとして「菅野録音の低音は量がありながらもソリッドなので空気が振動するレベル」まで再生してほしいとのこと、さらに「響きがスピーカーの外側まで広がる」ような再生をしていただけたら、とコメントされております。(キングインターナショナル)
【収録情報】
菅野沖彦/ステレオ・レコーディング・コレクション
【ビクター録音編】
Disc1:『ヴェーバージンケのバッハ名オルガン曲集』
J.S.バッハ:
・トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
・コラール『深き淵より、われ汝に呼ばわる』 BWV.686
・オルガン小曲集より『かくも喜びに満てるこの日』 BWV.605
・オルガン小曲集より『おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け』 BWV.622
・パストラーレ ヘ長調 BWV.590
・前奏曲とフーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV.552
アマデウス・ウェーバージンケ(オルガン)
録音時期:1971年4月
録音場所:武蔵野音楽大学ベートーヴェンホール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
Disc2:『シュタルケル驚異のチェロ名演集』
・シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
・ボッタームント/シュタルケル編:パガニーニの主題による変奏曲
録音時期:1970年12月
録音場所:東京、杉並公会堂
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
〜ボーナス・トラック〜
・コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ全曲
録音時期:1970年12月
録音場所:東京、ビクタースタジオ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
岩崎 淑(ピアノ:シューベルト)
【トリオ録音編】
Disc3:『オーレル・ニコレ フルートの喜び』
・シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ D.821(フルート編)
・シューマン:幻想小曲集 Op.73
・シューマン:3つのロマンス Op.94
オーレル・ニコレ(フルート)
小林道夫(ピアノ)
録音時期:1978年3月
録音場所:東京、石橋メモリアルホール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
Disc4:『宮沢明子 ショパンを弾く』
ショパン:夜想曲集
・第7番嬰ハ短調 Op.27-1
・第8番変ニ長調 Op.27-2
・第11番ト短調
・第10番変イ長調
・第13番ハ短調 Op.48-2
・第1番変ロ長調 Op.9-1
・第2番変ホ長調 Op.9-2
・第4番ヘ長調 Op.15-1
・第20番嬰ハ短調
・第9番ロ長調 Op.32-1
・第15番へ短調 Op.55-1
・第21番嬰ハ短調
宮沢明子(ピアノ)
録音時期:1973年5月
録音場所:東京、青山タワーホール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
【XRCDについて】
JVCのxrcd24のプロセスはマスタリングから始まります。オリジナルデジタルマスターからのデジタル信号は、K2 24bitD/Aコンバータにてアナログ信号に変換された後、このアナログ信号はカスタマイズされたマスタリング・コンソールからダイレクトに出力され、新開発のビクター製K2 24bit A/Dコンバータを用いてデジタル変換されます。この24ビットのデジタル信号列は、デジタル信号再生成装置であるビクター製デジタルK2を通して純粋な符号成分のみが送信され、光磁気ディスク(MO)レコーダに出力されます。
この過程でのデジタルK2は、デジタルプロセス部がアナログプロセス部に及ぼす影響を遮断、24bitという高純度なAD変換を可能にします。
また、xrcd24のプロセスではCD製造工程への受け渡し用オーディオ記録媒体として、安定した特性と24ビットの記録能力を持つMOディスクを使用しています。
ビクターのDISC生産工場にて、24bit PCM-9000フォーマットのMOディスクは、さらにもう一度デジタルK2を通して再生されます。この段階では再生時にデジタル信号に寄生するジッターや歪みを除去します。次に、この24bit信号列は、高精度K2ルビジウムクロックでシンクロナイズしたK2 Super Codingによって、24bitのクオリティーをもった16bit信号に変換され、さらにCD記録ファーマットであるEFM信号にエンコードされて、新開発のDVD-K2レーザーに送られます。そこでEFM信号はカッティングマシーンのレーザーに送られる直前に再生成され、さらに、音質に最適な線速度、ピッチで記録するExtended Pit Cutting技術を採用して、最後の最後の段階でデータ・ストリームに存在する可能性のあるタイムベースジッターが除去されます。
この様にしてレーザーカッティングしたガラス原盤は、xrcd24専用の高精度マスタースタンパ・プロセスを経て、xrcd24プレスラインで成型されます。
以上のマスタリングから製造にいたるプロセスこそが、オリジナル・マスターテープからCDへの最高音質の音質転送を可能にするものです。細部にいたる原音への配慮により、演奏のすべてのニュアンスが、録音されたときと同じに再生され、皆様にアーティスト、プロデューサー、エンジニアが意図した通りの音を楽しんでいただけるようになります。これがxrcd24です。
xrcd24は、すべてのCDプレーヤーで再生できます。
・ 全ての通常CDプレーヤーで24bit相当の音が再生可能
・ 世界初の24bitマスターによるダイレクトカッティングと音質管理
・ 外部からの音楽信号変化要因を徹底排除し、原音を維持
・ マスタリングからカッティングまで全機器をカスタマイズしてパワーアップ
・ 選び抜かれた音の職人たちの耳による厳しい音質管理
・ 原音探求JVC K2テクノロジーの集大成