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聊斎志異 下

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003204023
ISBN 10 : 4003204026
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1997
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書には、長短とりまぜて41篇の怪異譚を収める。わずか2ページ足らずの簡単な異聞の記録もあるが、筆者の手にかかると、現実にはありえない話も、一読、目に見えるような精彩を放つ。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • syaori

    下巻でも、牡丹好きの男と牡丹の花妖の美女との交情を描く『葛巾』、幽鬼の女性との余韻のある別れが印象に残る『双灯』など優麗で幻想的な作品が並びます。一方で、そのような霊妙な異界との交流を裏から透かして見るような、天の宮居に招待された男の物語『天宮』や、地獄の沙汰が賄賂によって左右される様を描いた、現実を風刺したような『席方平』などの作品もあって、そこから、結局「幻はすべて人が作り出すもの」という作者の声が聞こえてくるよう。その、現実と地続きになった夢幻の中から醸し出される人間の業と美をたっぷり愉しみました。

  • やいっち

    聊斎とは、著者の号及び書斎の名。「聊斎志異」とは、聊斎が怪異を記すの意。日本で云えば、「今昔物語集」の本朝(日本)編に相当するか。というのも、浅学の吾輩、ふと、芥川らに影響を与えた「今昔物語」を連想せざるを得なかったのだ。というか、過日、福永武彦訳の「今昔物語」を読んだばかりで印象が強いせいもあるかもしれない。  というよりも、その印象があるから「聊斎志異」を手にしたのかもしれない。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    芥川龍之介の「酒虫」の元ネタ、登場。日本の幽霊がつつましやかで狐は悪さをするなら、中国の幽霊や狐は相手のために尽くすタイプ。さてバートン版「一千一夜物語」とこの本ならばどちらがよりエロティックなのでしょうか?

  • こよみ

    東方の青娥娘々の元ネタが収録されているので読んだ こっちだと普通にいい人そうなのになんであんな性格になったんだろ あと大昔のDVこわい

  • 春ドーナツ

    「聊斎(りょうさい)」は蒲松齢(ほしょうれい)が自身の書斎につけた名前(名前の代わりに屋号はありか?)。明治・大正の文豪たちも住まいに渾名を号しているけれど、中国文化にあやかって、なの? 前回芥川の翻案の話を書いたけれど、「杜子春か?」と思ったけれど違う。題名思い出せず。解説によると「種梨」は「捜神記」に収録された「徐光」の翻案だったことが判明した。戻るけど「蜜柑」は汽車の車窓が出てくる(と思う)から違う。前後するが「捜神記」はAmazonからメールで教えられた。平凡社の東洋文庫で電子書籍化されたらしい。

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