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志ん朝の風流入門

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480036919
ISBN 10 : 4480036911
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

春は桜にはじまって、神楽囃子は夏祭、秋はそぞろに寂しくて、炬燵火恋しい冬となる…日本人は、季節のうつろいに心情を重ね合わせて言葉をつむいできた。色鮮やかな四季の変化、こまやかな人の情、折々の行事…失われつつある日本の「風流」を、小唄端唄、和歌俳句、芝居や物語の中の言葉から選び抜き、古今亭志ん朝が粋な調子に乗せて語る。風流ことば再発見の一冊。

目次 : 春は桜にはじまって(鐘は上野か浅草か/ 木の芽立ち/ 目には青葉)/ 夏の祭は走馬燈(いづれあやめかかきつばた/ 虎が雨 ほか)/ 秋はそぞろ寂しくて(壁に鳴き入る虫の声/ 名月や池をめぐりて ほか)/ 冬は二つの年の渡し舟(炬燵火恋し/ 水の流れと人の身は/ 歳末点描/ 正月人事風物往来)/ 待たれる春(節を分ける/ 梅は咲いたか桜はまだかいな/ 花木のかけ橋)

【著者紹介】
古今亭志ん朝 : 昭和13年、東京生まれ。32年父の古今亭志ん生に入門して朝太で前座。34年二ツ目。37年志ん朝を襲名して真打となる。落語以外に演劇人としてもその才能を発揮した。名実ともに当代随一の噺家であったが、平成13年10月1日、没

齋藤明 : 昭和6年埼玉県生まれ。作家、古典芸能評論家。早稲田大学国文学科卒。近世文学専攻。昭和29年からNHK(東京)でラジオ・テレビの台本執筆。この間出版社勤務。狂言師野村万蔵に、また北大路魯山人に師事。平成6年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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四季折々の風流ことば。爽やかに感じること...

投稿日:2021/04/11 (日)

四季折々の風流ことば。爽やかに感じることができましたが、あっしにゃちょいとこむずかしいなぁ。

serena26 さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinupon

    志ん朝師匠の声が聞こえるような気がします。話も江戸っ子なら、文章も江戸っ子の臭いがします。粋だね・・・。

  • 緋莢

    昭和53年11月から昭和60年3月まで、NHK・FMで放送された「お好み邦楽選」の台本をベースに出来上がった本で 刊行時のタイトルは『志ん朝の日本語高座』(PHP研究所)。この文庫は2002年1月刊行。そのため、2001年10月に古今亭志ん朝が亡くなったことによる文庫化という意味合いもあるんじゃないかな、と。古今亭志ん朝の落語をきちんと聴いたことはありませんが(2024年にEテレで放送された落語、録画はしたけど未視聴です)(続く

  • ミネ吉

    四季折々の様々な「消えゆく日本語」を題材とした小噺を、落語家・古今亭志ん朝のしゃべり言葉のまま文字にしたような体裁の本。すごく面白かった、というわけではないけれど、読んでいて懐かしい気持ちにはなった。笑い話は多いけれど、爆笑できるというよりは、和むなぁ、という感じ。元はNHK・FMのラジオ番組「お好み邦楽選」の台本を元に書籍化したものとのこと。解説にもあったが、落語家のしゃべり言葉で書かれているので、音読すると気持ち良い。話がうまくなった気になる。錯覚だろうけど。

  • roku7777

    「古いこと専門です」いやいや、その古いことが出るわでるわ。歌舞伎に能に謡曲に俳句。もうとんでもなく博覧強記の「古いこと」。そこでふと気づく。僕らはあまりに「古いこと」を邪険にしてないかってね。あわてないで生きていく。それはそれで大事なことなんだよ。

  • cocobymidinette

    日本の文化芸術に精通した志ん朝さんが、ときおり言葉遊びや小噺を交えながら、四季の言葉や古い風習を解説する。あまり自分の跡を残したがらなかった志ん朝さんの数少ない著作にして、日本のあらゆる家庭の本棚に置いてもらいたい名品。ひととおり読むと、そろそろ概念ごと忘れ去られそうな良き時代の年中行事のひとつひとつを見てまわったような気持ちになれます。文庫化される前の題は「志ん朝の日本語高座」だったようで、この内容には「風流入門」の方が合っているのだけど、「日本語高座」な内容のものも書いてほしかったなぁ。

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