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夫婦格差社会 中公新書

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121022004
ISBN 10 : 4121022009
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

格差が拡大しつつある日本。家族の最小単位である「夫婦」もその流れに拍車をかけている。さまざまなデータに基づき、日本の夫婦の今を探ると見えてくるのは、夫の所得と無関係に働くようになった妻の影響力の大きさだ。医師夫婦に代表されるパワーカップルと、対極にある若いウィークカップルなど、興味深い事例を紹介。また、結婚できない人たちから、離婚、そして地域差まで視野を広げ、夫婦をめぐる格差を考える。

目次 : 第1章 夫の所得と妻の所得―不平等の鍵はどちらに/ 第2章 どういう男女が結婚するのか/ 第3章 パワーカップルとウィークカップル/ 第4章 結婚できない人たち/ 第5章 離婚による格差/ 第6章 地域差を考える

【著者紹介】
橘木俊詔 : 1943(昭和18)年、兵庫県生まれ。67年、小樽商科大学商学部卒業。69年、大阪大学大学院修士課程修了。73年、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。79年、京都大学経済研究所助教授。86年、同大学同研究所教授。2003年、同大学経済学研究科教授。この間、INSEE、OECD、大阪大学、スタンフォード大学、エセックス大学、London School of Economicsなどで教職と研究職を歴任。07年より、同志社大学経済学部教授、元日本経済学会会長

迫田さやか : 1986(昭和61)年、広島県生まれ。2009年、同志社大学経済学部卒業。11年、同大学経済学研究科博士前期課程修了、同後期課程入学。同大学ライフリスク研究センター嘱託研究員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    2013年初版。格差社会といわれ、人々が貧困に陥っていく状態が社会問題化するなかで、世帯の最小単位である夫婦の状態から格差がどのように広がっているのか考えた内容となっています。妻が働くか働かいないかは所得に必ずしも比例しないことやワーキングプア状態のカップル同士の問題も取り上げられていました。そこから見えてくるのは多様な夫婦のあり方と同時に一億総中流はなくなっている現実だと思いました。

  • 夜長月🌙新潮部

    今や50歳で一度も結婚していない男性は20%、女性は10%。しかし、95%以上の人が結婚したいと思っている。ワーキングプアで結婚に踏み切れないという声もあるが、異性と交際できない理由の第1位は男女とも「自分は異性に魅力がないと思う」である。現代は魅力の無い人だらけになったのだろうか?自分に自信が無いだけか?出会いのきっかけは相変わらず職場、学校、知人の紹介が77%と大半である。いわゆる半径10m内の結婚である。結婚とは「愛情を感じる人と精神的な安らぎを持ちながら過ごすこと」

  • Nobu A

    格差社会と言われて久しい日本。経済学では「ダグラス・有沢の第二法則」と言うのがあり、「夫の所得が低ければ、家計所得を高くするために妻が働き」、「夫の所得が高ければ、家計所得が十分であるので妻は専業主婦になる」傾向。現代もそれが有効かを検証。結婚の「相補説」「類似説」、晩婚・未婚・離婚原因三大仮説「女性の自立」「相対所得」「釣り合い婚」を含む先行研究やデータを基に考察。皆婚社会でなくなりつつある日本。未婚率上昇が少子化にも影響を与え、地域差まで話が及んだ辺りは命題にズレ。もう少し国際比較もあっていいのでは。

  • ふろんた2.0

    統計資料の部分をさらっと。

  • きなこ

    高収入同士、低収入同士が結婚したり、女性は男性の所得にかかわらず働くようになったので、夫婦間の格差が広がっているという話だった。

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