Product Details
ISBN 10 : 4005007902
Content Description
氷河期が終わり、約1万年前、家畜の飼育が始まった。やがて“搾乳”の発明により、家畜のミルクに大きく依存する、牧畜という生活様式が西アジアで始まった。ミルクを保存食にするための工夫から、ヨーグルトやチーズ、バターなど乳製品も生まれた。ユーラシア大陸の各地に牧畜民をたずね歩いてきた人類学者が、読者を牧畜と乳文化の雄大な歴史へと案内する。
目次 : 1章 動物のミルクは人類に何をもたらしてきたか/ 2章 人類はいつからミルクを利用してきたか/ 3章 ミルクの利用は西アジアの乾燥地で始まった/ 4章 都市文化がひらいた豊かな乳文化―インドを中心に/ 5章 ミルクで酒をつくる―寒く、乾燥した地域での乳加工/ 6章 ヨーロッパで開花した熟成チーズ/ 7章 ミルクを利用してこなかった人びと/ 8章 乳文化の一万年をたどり直す
【著者紹介】
平田昌弘 : 1967年福井生まれ。1991年東北大学農学部畜産学科卒、1999年京都大学博士号(農学)取得。2000年京都大学東南アジア研究センター研究員(日本学術振興会特別研究員)を経て、2004年から帯広畜産大学准教授。1993年〜96年にはシリアにある国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)に準研究員(青年海外協力隊員)として派遣され、植生調査と牧畜研究に従事。以後一貫して、牧畜と乳文化とを追い求め、ユーラシア各地をフィールド調査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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けんとまん1007
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