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ISBN 10 : 4773639032
Content Description
不服従抗議運動と住民訴訟の審理の中で放射能による環境汚染の全容が明らかにされていくが、企業と政府の裏取引で真相は闇に葬られる。人々の記憶も風化する。責任を追うべきは誰か、どんな犯罪が行われたのかを著者は追及し、将来も核兵器と原子力エネルギーに頼り続けるのかを読者に問う―3・11を経験した私たちの決断も問われている。
目次 : 第4章 「砂漠の光」作戦―一九七九年(埋葬/ 強まる圧力 ほか)/ 第5章 強制捜査と制御不能の陪審員―一九八九年(ドイツに移住/ 強制捜査 ほか)/ 第6章 絶景の裏側の真実―一九九〇年(「環境技術」の装い/ 見舞い ほか)/ 第7章 ふたたび火災―一九九一〜一九九六年(消防隊長/ お金のため ほか)/ 第8章 地下に横たわるもの―一九九六〜二〇一一年(沈黙と忘却/ インフィニティルーム ほか)
【著者紹介】
クリステン・アイバーセン : ロッキーフラッツ核兵器工場近くのコロラド州アーバダで育ち、デンバー大学で英語学博士号を取得。テネシー州メンフィス大学美術学部修士課程で英文創作技法の学科長をつとめる一方、2005年から2014年まで、同大学の文学雑誌The Pinch(小説、詩、ノンフィクション、ビジュアルアートなどをカバー)の編集長をつとめた。夏には、メキシコの美術都市サンミゲル・デ・アジェンデやスコットランドの古都エジンバラで開かれる、ニューオーリンズ大学の夏季集中コースで教鞭をとる
新田準 : 1947年生まれ。上智大学外国語学部卒業後、商社に勤務し、ウィーン駐在を経て、凱風社創立に参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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