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韓国の国民参与裁判制度 裁判員裁判に与える示唆

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Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784792388270
ISBN 10 : 4792388279
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

韓国の国民参与裁判制度に関連する論文を集め、相互の調整を図った上でまとめた書。国民参与裁判の現状や動向、展望、裁判員裁判に与える示唆などを論じる。国民の刑事裁判参与に関する法律・規則などの資料も収録。

【著者紹介】
今井輝幸 : 三重県阿山町(現在・伊賀市)生まれ。京都大学法学部卒、東京大学大学院法学政治学研究科修士。平成12年4月裁判官任官。神戸地裁、岐阜地家裁、福岡家地裁田川支部勤務を経て、平成20年4月大阪地裁判事補。平成22年4月大阪地裁判事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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韓国法研究者だけでなく、裁判員裁判に関係...

投稿日:2020/12/23 (水)

韓国法研究者だけでなく、裁判員裁判に関係する方々に  かねてより韓国の国民参与裁判制度に強い関心を有し、論文を発表してきたことで知られる現職刑事裁判官の著者が、韓国の国民参与裁判制度について出した単行本です。  前半では、国民参与裁判制度の成立経過、制度の具体的内容、実施状況、課題を詳しく説明しています。はしがき、巻頭言が韓国語併記されていることなどからもわかりますが、著者は、韓国の刑事司法全体を理解し、刑事訴訟法改正や、量刑基準、国選専担弁護士制度、そして捜査についてまでも、要所要所で言及されています。  後半は、国民参与裁判制度がどのように修正されていくか、日韓両制度が互いにどのような示唆を与えるかを論証しています。現職裁判官らしい実証的で控えめな筆致ではありますが、著者の主張はバランス感覚に優れ(韓国一辺倒というのでは決してなく、参考なりそうだが参考にならない、すべきでない点は、明確にそのように指摘している。)、説得力があるように感じられます。取調べの可視化の問題についても、踏み込んだ論述をしています。また、裁判員裁判の運用についても随所に記述があり(特に第5章)、参考になるほか、資料編においては、参与法、規則の条文(改正経過含む)、最新の重要統計を収録しており、資料的参照価値も高いと思います。  韓国法の研究者だけでなく、刑事関係の研究者、裁判員裁判に関わりないし関心のある実務家の方にもお勧めです。平易な文章は、司法修習生、ロースクール生も十分に理解できます。  少しでも関心を持たれた方に、お勧めしたい1冊です。

ハンベル さん | 岐阜県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ohgachan

    現職の裁判官でありながら、よくぞここまで隣国の新たな試みを取材調査されたと、心から感服しました。サブタイトルにあるとおり、わが国の裁判員制度に示唆するものも少なくないと思いました。

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