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西行の風景 Nhkブックス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140018576
ISBN 10 : 4140018577
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1999
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こちょうのユメ

    本書は、西行が和歌を通じた空間と言語についての哲学的な考察。西行が歌を作ることは、仏像を刻み真言を唱えることと同じことである。また西行は旅することで、空間を「虚空」として認識し身体的な空間として捉えた。そのテーマは、仏道と和歌をひとつの「道」にすることだ。和歌集『御裳濯橋歌合』と『宮河歌合』の伊勢神宮奉納は、本地垂迹という、神仏融合思想の最終の到達点だろう。著者は、風景とは「身体の配置と知覚的に出現する空間の相貌」という。それは「空間の履歴」の中で西行と出会うことだった。

  • ksg

    この世の全ては、己の心に映じるだけのものに過ぎない。しかし、そんな虚空の如き世界でも、広く旅をし美しい自然に触れる中で胸を強く打つものがある。その感動をありのままの日本語で詠うことの意義、そしてその言葉にした風景が再び虚空の中へと消えてゆく儚さ、自分の言葉にするのは難しいが少しだけ分かるような気がします。

  • 4610tosan

    西行の歌と思想、活動が克明に描かれていて説得力がありました。でも、密教と神道の本地垂迹と和歌の伝統、土地の記憶を踏まえて歌を読んだ、というのはなるほどと思っても西行の和歌がなぜここまで心を打つのか、整いすぎて面白くありません。虚空への彩? 禅や念仏とは違った密教神道の系譜という観点は素晴らしいのですが、そのあとが私には続きません。

  • 果てなき冒険たまこ

    日本文学の研究者ではなく哲学者がその問題意識から西行の和歌と仏教について解説していく。専門書をそんなに読んでいるわけではないので文学者の人の取り上げ方はわからないが、小林秀雄や白洲雅子が一刀のもとにそうじゃないと切り捨てられるのはなかなか痛快。それにしても本地垂迹っていうのは何でそうなったのか興味がわいてきてしまった。この神様とあの神様は実は同じですってよく考えるととてもおかしなこと。でも日本じゃそれが当たり前だったんだよなぁ。不思議だ。

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