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歌右衛門の六十年 ひとつの昭和歌舞伎史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004203285
ISBN 10 : 4004203287
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

六世中村歌右衛門は女形一筋に生き、華麗で情艶な芸風によって昭和歌舞伎を現在の隆盛に導いた。本書は山川静夫氏を聞き手とし、大正末期から今日に至る歌舞伎界の歴史を自己の歩みと共に語ったものである。父五世歌右衛門や初世吉右衛門ら名優の肖像、戦中・戦後の奮闘の様子を独特の語り口で描き、歌舞伎の現状に率直な意見を述べる。

目次 : 第1部 つぼみの花(五世歌右衛門とラジオ本放送/ 幼少時代/ 昭和初期の歌舞伎界 ほか)/ 第2部 時分の花(父の最期と芝翫襲名、戦争/ 歌舞伎の再開/ 六世歌右衛門襲名 ほか)/ 第3部 まことの花(国立劇場の開場/ 古典と新作/ 歌舞伎と現代 ほか)

【著者紹介】
中村歌右衛門 : 本名河村藤雄。1917‐2001年。1922年三世中村児太郎を襲名し初舞台。1933年六世中村福助襲名。1941年六世中村芝翫襲名。1951年六世中村歌右衛門襲名。1954年莟会結成。1962年日本芸術賞受賞。1964年日本芸術院会員。1968年重要無形文化財保持者(人間国宝)。1972年文化功労者。1979年文化勲章受章

山川静夫 : 1933年静岡市に生まれる。1956年国学院大学文学部卒業、NHK入局、1994年よりフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Taq Asaq

    その人の話を聴けば、その世界の一時代をなぞることにつながる人がいる。昭和の歌舞伎で言えば、六世歌右衛門こそが、その人なのだろう。戦後歌舞伎最高の女形という知識はあるけれど、僕らの世代は実際見たことがない。それを歌舞伎狂の山川アナとのたおやかな対話で、芸をも想像するよすがにしてくれる。歌舞伎史としても、天覧歌舞伎や前進座の独立、松竹と東宝の歌舞伎対決などなど、昭和の60年間の流れが見えた。資料写真として結婚写真が掲載されていたのだが、これが凛とした美人で。つい眼が行ってしまうんですわ。誰にって、旦那の方に。

  • rinrinkimkim

    成駒屋と山川氏の対談を主軸に山川氏が補足する感じで文章は進みます。歌右衛門さんは「お客様」とは言いません。「御見物の皆様」と言います。このあたりの日本語の使い方、へりくだり方が昭和初期的で印象に残りました。奥様のご実家(川崎)に立ち寄られた時に空襲にあわれ命からがら逃げられたとか、生きていて下さってありがとうという気持ちでその部分だけ何度も読み返しました

  • Aさの

    ★★☆☆☆ 取材時(昭和60年)の中村歌右衛門は68歳、いまの坂東玉三郎と同い年! 「虚飾のないありのままの対談という形で歌右衛門さんの芸道を」と言っても、まさか何でもかんでも話すわけもなく、歌右衛門は終始お澄まし顔。喰えねぇ婆だな。

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