Books

日米同盟の正体 迷走する安全保障

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062879859
ISBN 10 : 4062879859
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

冷戦後、新たな脅威を求めて迷走する米国戦略。何の戦略も持たないまま、米国一体化の道を進む日本…。本書では、外交・国防を熟知するインテリジェンスのプロだからこそ書けた、日米の危機の真相を明らかにする。

【著者紹介】
孫崎享 : 1943年旧満州国鞍山生まれ。1966年東京大学法学部中退、外務省入省。英国(二回)、ソ連(二回)、米国(ハーバード大学国際問題研究所研究員)、イラク、カナダ勤務を経て、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。国際情報局長時代は各国情報機関と積極的に交流。2002年より防衛大学校教授。この間公共政策学科長、人文社会学群長を歴任。2009年3月退官予定。『日本外交現場からの証言』(中公新書)で山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mitei

    この本を読むと日米の従属関係はアメリカと戦争に負けただけでなく、日本の主体性のなさが影響しているのだろうなと思った。戦前はまだ御一新以来の国家観を持った人がいたはずなのに、戦後は本当に誰もいなくなってその内人口も減るし、かなり絶望的な感想を持った。しかし本書は状況を淡々と述べるだけで具体的にどうすれば良いのかはあまり見えてこない。それは読者がそれぞれ考えるものだとは思うが著者がどうしたいかも必要と思った。

  • James Hayashi

    日米安保も米国の政権党により政策が異なる為、流動性がある。しかし日米安保は日本が主導したものでなく米国であり、理するものも米国の方が大きい。日本の期待感は大きいが、キッシンジャーなど日本の戦略思考のなさに子供扱い。WGIPもあるであろうが、米軍基地の配備は日本を無力化させる為の手段でもあった。記述にあるが、抑止力の為の核配備やミサイル防衛は疑問大は個人的にショック。つまり安全保障に関し、日本はなにも持っていないに等しい。日本というブランドイメージを高めつつ維持する事が安全保障にも繋がる事しかないのか?

  • James Hayashi

    ブッシュが悪の枢軸として挙げた3ヵ国は、冷戦終了後からソ連にとって代わるものとして考えられ、今でもその本質は変わらない。それは緊張を保ち、国防力を維持するためでもある。同盟の非対称性(p122)は重要。自衛隊の海外派兵より、米国が日本に基地を持つことの意義の大きさ。これは米国が求めた日米安保だが、近年は海外派兵も求められている。安保に国連重視も謳われているが、冷戦終了後は米国が一極化を望み、05年以降、日米一体化が進む。ただ基地をかせておけばいい関係でなくなった日米関係。踊らさせる日本を読み取った。再読

  • シュラフ

    中国牽制という意味では米国の支援はほしいのだが、米国の中東介入による紛争には巻き込まれたくはない。米国の中東政策には違和感があるのだ。この本は日本の同盟国である米国を客観的に見るという意味で役立つ一冊。まず、日本にとって米国は「善意の同盟国」なのかどうかという点について、筆者は「善意の同盟国ではない」と指摘。また、米国の中東政策は、イラク戦争に見られる不正義、イスラエルへの肩入れ、などバランス感を欠いたものとなっているという。日本の運命は米国に任せきりにするのではなく、「日本独自の道」を模索するべき。

  • ほよじー

    ★★★★現在の日米同盟が1960年改定の日米安保条約からどう変化したか?2005年10月29日に日米両国で署名された「日米同盟:未来のための変革と再編」という文書で、日米同盟の対象が東アジアから世界へ既に拡大された!これは日本が国際的活動に協力することを約束するもの。日本政府は一方で米国に文書で明確に約束しておきながら、他方で国民にはこの文書の意義を説明していない。戦略的思考の欠如を利用されながら、日米共通の戦略」の道を邁進する日本。2009年3月発行と少し古いが良書。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト