Product Details
ISBN 10 : 4480089217
Content Description
「虚子と放哉の間で理論を、西田と九鬼の間で思考を、青山と州之内の間で美を、安吾と三島の間で構成を、川端において散文を問い、そして小林秀雄にたどりついた」。俳句、哲学、美術、演劇、小説、そして文芸批評。巨人たちへの敬虔なオマージュでなく、むしろ今なおわれわれを強くとらえてやまない多彩なディスクールを横断しながら、彼らの反面が隠し持っている途方もない異形性、不気味さだけがもちうる強度を露わにしてみせる。ロゴスの節度ではなく、アレーティアの脅威にこそ捧げられた、異色の近代日本批評史、恐るべき思考の力業。
目次 : 放哉の道、虚子の道と道/ 西田の虚、九鬼の空/ 見えない州之内、見るだけの青山/ 三島の一、安吾のいくつか/ いつでもいく娼婦、または川端康成の散文について/ 小林秀雄わかちえぬものと直接性、もしくは、流れる、叩け、見ろ、壊せ!
【著者紹介】
福田和也 : 1960年、東京生まれ。慶応義塾大学大学院修士課程修了。慶応義塾大学環境情報学部教授。『日本の家郷』で三島由紀夫文学賞、『甘美な人生』で平林たい子賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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harass
読了日:2018/05/24
踊る猫
読了日:2019/08/02
ピンガペンギン
読了日:2023/09/02
うえ
読了日:2019/09/28
しゅん
読了日:2020/12/02
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