Books

子どもの貧困 日本の不公平を考える

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004311577
ISBN 10 : 4004311578
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
阿部彩 ,  

Content Description

人生のスタート時点での「不利」の、理不尽な現実。そもそも「貧困世帯に育つ」とはどういうことなのか。豊富なデータをもとに「不利」の実態に迫り、貧困の世代間連鎖を断ち切るための「子ども対策」を提唱する。

【著者紹介】
阿部彩 : マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士号・博士号取得。国際連合、海外経済協力基金を経て、1999年より、国立社会保障、人口問題研究所国際関係部第2室長に就任。厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査検討会」委員、内閣府男女共同参画会議監視・影響調査専門調査会「生活困難を抱える男女に関する検討会」メンバーなどを務める。『生活保護の経済分析』(共著、東京大学出版会、2008年)にて第51回日経・経済図書文化賞を受賞。研究テーマは、貧困、社会的排除、社会保障、公的扶助(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア

    著者の阿部彩氏は国立社会保障・人口問題研究所の研究員。本書では、子どもの貧困問題を様々な統計資料を提示し、読み解いてゆく。これがこの人の手法であり、語り方なのだろう。中には「母子世帯の声」も紹介されているが、全体にはマクロの視点からの分析であり、やや高踏的な感も否めないか。しかし、テーマ内ではきわめて多角的に問題点を指摘しており、驚くような結果が出ているわけではないが、手堅い説得力が感じられる。また、巻末には「子どもの貧困ゼロ社会への11のステップ」として提言が掲げられている。

  • えちぜんや よーた

    所得再分配の前後でみた子どもの貧困率水準の比較(2000年代中頃)(単位:%) ・フィンランド 15.8→4.2 ・フランス 21.6→7.6 ・スウェーデン 15.0→4.0 ・英国 25.1→10.1 ・アメリカ 27.4→20.6 ・日本 12.4→13.7 日本だけが、国民全体の所得を社会保障で再分配すると、 再分配前より、再分配後の方が貧困率が高くなります。 資料:OECD「Growing Unequal ?( 2008)」より

  • えちぜんや よーた

    "最初は何もないところから始めて、がむしゃらに働くんですよね。でも、そうやってがむしゃらに働いていると、だいたい五年目くらいで身体が壊れてしまうんですよね"(P136第4章追いつめられる母子世帯の子ども) 親を「勤務地」という物理的制約から解き放したらどうなるか?と考えてしまいます。産休中にプライベートプロジェクトを進めた理由→http://projects.cybozulive.com/tryal/

  • kinkin

    これまでは皆中流ということが普通だった社会が、いつのまに格差社会という4文字で普通に語られるようになった。憲法にもある幸福を追求する権利は行使出来ぬまま、貧困から抜けられることもなく生活を続けていくこtがほとんどだという。 まず貧困の定義から始まる本書は現代の日本を知るための足がかりだと感じた。 続編も読んでみたい。

  • Mr.チャーリー

    僕の住む地域広報紙で、たまたま目についた「貧困で孤立する子どもたち」のタイトル。本書の著者、阿部彩さんの講演会のお知らせでした。自然と本書を読んでみたくなって購入しました。今、日本では子どもの7人に1人が貧困にあると推測されているそうです。子どもの貧困に関する様々なデータによって、日本の現状や欧米諸国との比較が示されています。著者は子どもの数を増やすだけではなく、幸せな子どもの数を増やすことを目標とする政策を提唱しています。僕たちに何ができるかを考えさせられる内容です。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items