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女王フアナ 角川文庫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784042936015
ISBN 10 : 4042936016
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

時は大航海時代。イサベル女王の次女フアナは、政略によりハプスブルク家王子フェリペのもとへ嫁いだ。若く、見目麗しい二人は激しく恋に落ちる。子に恵まれ、幸せな家庭が育まれたのも束の間、歴史は不幸にも彼女を悲劇へと導いてゆく―。母の死、父の策略、夫の私欲と浮気…激動する世相のなか、フアナは妻と女王の狭間で翻弄され、夫を深く愛するがゆえに精神を病んでしまう。狂女王と呼ばれ、城に幽閉されてもなお女王として気高く君臨したフアナ。数々の逸話を残す伝説の女王の知られざる生涯を、スペイン屈指の作家が描く衝撃の伝記。

目次 : カトリック女王イサベルの陰で/ フランドルへの旅路/ リールの修道院で結ばれた二人/ ブルゴーニュ大公妃フアナ/ カスティーリャ王位継承者フアナ/ カスティーリャの虜/ カスティーリャ王国女王フアナ/ 愛する夫を失って/ アラゴン王国お世継ぎ騒動/ トルデシーリャス城の幽閉生活/ ファナの守護天使エルナン・ドゥーケ侯/ カルロス一世スペイン国王になる/ トルデシーリャスでの再会/ コムネーロスの反乱/ エピローグ―トルデシーリャスにて

【著者紹介】
ホセ・ルイス・オライソラ : 1927〜。スペイン、サン・セバスチャン生まれ。小説やノンフィクションなど数々の作品を発表しているベテラン作家。代表作に『Planicio』(セビーリャ文学協会大賞)、『La Guerra del General Escobar』(プラネタ賞)、『Cucho』(バルコ・デ・バポール児童文学賞:フランス語に翻訳された同書がフランスで文学協会大賞も受賞)、『El Cazador Urbano』(ブラン文学賞:於ボルドー)。91年に出版した故バリェホ=ナヘラ博士との共著『La Puerta de la Esperanza(希望の扉)』は30万部を優に超えるベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • AKI

    15世紀後半大航海時代、両親はカトリック両王イサベルとフェルナンド、結婚相手はフェリペ美麗王、息子の1人はカルロス一世(カール五世)孫はフェリペ二世←サラディナーサ!自らも女王という華麗極まりない境遇にありながら、人生の大半の46年間も幽閉されて過ごした女性フアナ。狂女と言われていますが、フアナの言動に関する記述が少ないので、これは単に女のヒステリーではないかとか、やはり狂ってはいなくて各国の覇権争いの犠牲になっただけなのでは等々想像してしまいました。この時代のスペイン宮廷に興味が沸く読書になりました。

  • こぽぞう☆

    読み友さんのレビュー読んで、読みたい登録して、直ぐにメルカリでGET。狂女王として有名だが、躁の時攻撃的になるタイプの双極性1型かなぁ?ほぼ図書館で読んだので、ヨーロッパの地図やら、各王家の系図やら広げて、贅沢に読んだ。フアナとキャサリン・オブ・アラゴンが姉妹というのは、今までちゃんと認識してなかったな。解説の桐生操!この人嫌いなんだけど、解説にあるフアナの人生が一般的な伝説だね。

  • りー

    漫画「アルテ」に登場した、イレーネ様こと(ファナの末娘)カタリーナ。その背景を知りたくて、読メさんオススメのこの本を手に取りました。読めば読むほど、一番真っ当なのは"狂った"ファナだったのだ、と言う思いがつのりました。彼女は、自分の背負ったものの大きさを受け止めようとする覚悟も、1人の女性としての愛情も、持っていた。現代人から見ると至極当然のその感性が、当時の男性たちには余計なものでしかない悲劇。スペイン黄金時代の礎となる、新大陸の支配権をめぐるグダグダも興味深かったです。血みどろの黄金。その上の玉座。

  • A Y

    とある理由から署名を一切しなくなった彼女が、最後の方でたった一度だけ、ある事の為に署名をする。その場面が感動と切なさで胸がいっぱいになった。読んで、夫や子供を愛し自分の立場や役割をわきまえた女性だと感じた。権力に集る私欲の輩に翻弄され心痛めた結果、狂った女王と呼ばれることになったのか。夫の棺を見下ろす時や幽閉された時を描いた絵の彼女の表情はなんとも言えず胸が苦しくなる。彼女は「幸せ」だったのだろうか。久しぶりに伝記を読んだが、なんか長いあらすじを読んでる感覚だった。

  • viola

    この映画を以前観て、表紙が気になって。原作者とかではないのかな、何なのか不明です。読んでいて普通に面白い、歴史小説。珍しくちびちびと、4日ほどかけて読破。スペイン史だとこの頃が一番面白いな〜!ヘンリー七世がフアナと結婚したがった事実には驚き。もしイギリス王妃になっていたらもっと幸せな日々が送れただろうけど、やっぱりヘンリー八世妃のキャサリン・オブ・アラゴンはフアナの妹だし、どう考えても問題になるんでしょうね。解説はなんと、桐生操!なんですが、あんまり解説になっていなくて残念〜〜。

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