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中東戦争全史 学研m文庫

User Review :5.0
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Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784059010746
ISBN 10 : 405901074X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

約束の地パレスチナ―遙かな昔、この地を追われたユダヤ人は自らの生存を賭けてこの地に帰ってきた。一方、パレスチナ人が生きてきたこの地は、戦火が「約束された土地」でもあった。イスラエル建国とアラブ民族主義、複雑に交錯する大国の利害、数次に渡る戦争と繰り返されるテロ…。なぜ彼らは殺し合うのか?中東戦争の歴史と背景を情報たっぷりにわかりやすく解説する。

目次 : 第1章 パレスチナ紛争の起源―ディアスポラからバルフォア宣言まで/ 第2章 アラブ諸国の独立とホロコースト―アラブ・ユダヤ紛争の恒常化/ 第3章 第一次中東戦争―ユダヤ人国家イスラエルの建国/ 第4章 第二次中東戦争―大国の思惑とアラブ民族主義の台頭/ 第5章 第三次中東戦争―イスラエルの領土拡張政策/ 第6章 第四次中東戦争―イスラエル不敗神話の崩壊/ 第7章 中東戦争と石油危機―米ソ冷戦時代のアラブとイスラエル/ 第8章 イスラエル軍のレバノン侵攻―PLOとパレスチナ・アラブ人の抵抗/ 第9章 和平を目指す者と、それを阻む者―2000年・パレスチナ紛争の再燃

【著者紹介】
山崎雅弘 : 1967年大阪生まれ。雑誌編集、ゲーム開発、測量、地図制作業務などを経て、2000年に独立。現在は雑誌『歴史群像』に現代紛争史の研究記事を執筆しているほか、グラフィック・デザインや地図制作の分野でも活躍中。中東戦争以外の現代紛争史の研究記事は「フォークランド紛争」「アフガニスタン紛争」「イラン・イラク戦争」「国共内戦」など(いずれも『歴史群像』所収)。独ソ戦およびソ連赤軍の研究家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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イスラエルとアラブ諸国の中東戦争の概説書...

投稿日:2021/04/08 (木)

イスラエルとアラブ諸国の中東戦争の概説書的な本です。 古代から現代(本書出版の頃)までのパレスチナについても初心者にもわかりやすく触れられております。

一郎 さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Aster

    中東戦争の入門にして入門卒業の書にもなりうる。つまり、この本を読んだ後は多少重い中東情勢の本もある程度読めるようになるということだ。また、何度も読み返せる本でもある。「研究対象」としてパレスチナ問題を捉えている間は本当に部外者なのだと思い知らされる。同じ地球で起こっていることなのに。

  • 出世八五郎

    パレスチナ問題を対岸の火と見ることが出来ない。ある日、大阪市生野区が独立宣言したらどうなるか?豊かになると出産率が減り逆は逆らしく、近い将来、イスラエル全体でのユダヤ人とイスラエル国籍アラブ人の人口比が逆転する。イスラエルは滅ぶしかないのか?それとも少数が多数を統べる国となるのか?パレスチナ問題の解決は、ユダヤ人が再度ディアスポラするか、イスラエル国家が平家のよふに消滅するかでしか解決はないと思う。もう一波乱ありそうだ。

  • wei xian tiang

    兵器の解説に詳しく、若干技術決定論的な軽い論理展開が気に障る。とはいえ植生も遮蔽物も拠るべき人民の海もない所では兵器の能力差が大きく出るのも確かであろう。一連の戦争でフランスは常に手を汚さず、武器商人に徹して大儲けしている。日本人の対仏感情は文化戦略が奏功して核実験の際もが好意的なままだったが、本当にこの帝国主義の本家に対して「ワインとパリコレとモンサンミッシェル」だけの認識でいいのか、常に相手の正体を思い起こす必要がある。未だに未独立の海外植民地持ってるし。

  • TCrb

    タイトル的には戦史中心の本に見えるし、当然ながらそういう部分も詳しいのだが、イスラエルという特殊な国家の成立から21世紀までの流れをわかりやすくかつ中立的に解説してくれている、守備範囲の広い一冊。個人的には、中東戦争が第四次まで終わった後の、イスラエル国内の与野党の争いによる和平交渉の停滞に関する記述が、この問題の複雑さのごく一端を、そしてごく一端であるゆえに簡単には片付かないさまを表しているようで、興味深かった。

  • silka

    あとがきにも書いてある通り、パレスチナとイスラエルを巡る紛争を満遍なく述べてあり、入門書として通読してみて丁度いい本でした。政治史・戦史が半々くらいで政治史だけでは退屈する僕のような人間でも楽しく読み進められます。ただ文庫本サイズで概説書を作ろうとしたら仕方ないことなのですが、唐突に思える展開が節々に見られます。ただそれは入門書なので気になった箇所を自分で調べたら良いだけなのでしょう。

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