Books

ヴァイキングの経済学 略奪・贈与・交易 Historia

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634491304
ISBN 10 : 4634491303
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
熊野聡 ,  

Content Description

北欧のヴァイキングは、略奪者であり、また交易者であったが、故国では農民であった。彼らにとって略奪と貿易はなぜ同じ価値をもつのか。宴と贈与を軸として、ヴァイキング農民の社会生活と誇りを明らかにする。

【著者紹介】
熊野聡 : 1940年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程中退。経済学博士。現在、名古屋大学情報文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 蛇の婿

    2本の角の付いた特徴的な兜を身につけ、船に乗り、斧を手にした略奪者のイメージの強いヴァイキングたちが、自分たちの財産や仲間たちの財産についてはどういうモラルを持っていたかがなかなか詳しく書かれた一冊です。我々が持つ個人の財産に対するモラルとはかなり乖離しているようでなかなか面白く、かつまた興味深いです。しかしこれヴァイキングの周囲に住む民族にとってははた迷惑以外の何物でも無いですねw ふと「小さなバイキング ビッケ」を読みたくなりましたw

  • Saiid al-Halawi

    「経済学」ってタイトルにあるけど、コアになる経済基盤が完全に農業に置かれていて、商道徳とか人のライフスタイルとかが慣習法とか文化的因習とかに強く規定されるような社会のことなので、もちろん近代以降のいわゆる経済学とは一線どころか遠く隔たったお話。civ4のラグナルみたいな一般的なヴァイキング像はあくまでも1つの側面でしかなくて、戦士であると同時に農業従事者でもあり交易に携わる人間でもあった。

  • 市場経済が未発達だったヴァイキングの社会でどのような交易・贈与・略奪が行われていたか、それはどういう文化のもとに行われていたかをサガを中心に解説する本。当時の北欧人は若い頃に外国への略奪行や冒険的な交易を行い、ゆくゆくは土地を持って農民として腰を落ち着けるのが典型例だったそう。他にも気前の良さと名誉をなによりも重視する文化に端を発する贈与の習慣、略奪と表裏一体になった交易の文化などヴァイキング独特の考え方が面白かった。『ヴィンランド・サガ』の読者なら副読本として一読してみると面白いと思う。

  • hal

    初めの印象は、かなり異質な社会で、一般常識とも異なる知識も多い。でも日本の中世も案外似た面があるかも知れないと、後から思った。農家が交易に出て、場合によっては略奪行為も働く。バイキング行為がライフサイクルの一部になっている点が興味深い。バイキングへの防衛が王権の伸張を促したという説も頷ける。大部の本ではないが、示唆に富んでいて面白かった。

  • サアベドラ

    サガ読みたくなります。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items