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ノアの方舟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846004460
ISBN 10 : 4846004465
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人類の堕落に、神さまが考えたこととは…。20世紀前半フランスの詩人ジュール・シュペルヴィエルによる、幻想的な趣をたたえた短篇集。表題作をはじめとする7篇を収録。「星の王子さま」に続く魅力の新訳第4弾。

【著者紹介】
シュペルヴィエル : 1884‐1960、詩人。南米ウルグアイ生まれ。生後8ヶ月で両親と死別。1894年叔父一家とパリに移住。独自の主題で定型詩と自由詩を駆使し、宇宙的神秘世界を作り上げた。小説、戯曲の分野でも活動

三野博司 : 1949年、京都生まれ。京都大学卒。クレルモン=フェラン大学博士課程修了。奈良女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ndj.

    とても読みやすい新訳、可愛らしい装丁。どの作品も、シュペルヴィエルに期待する哀しさ、切なさ、ちょっとした棘、に充ちている。なかでも、たった3頁の小作品なのだけれど、老いた母親にお碗いっぱいの牛乳を毎日運び続ける息子の話、「牛乳の碗」が素晴らしかった。

  • aki

    フランスの詩人、シュペルヴィエルの幻想的な短編集。堀口大学訳が有名で、読んだような記憶もあったが、ストーリーなど、すっかり忘れていた。哀しい作品多し。「再会した妻」は予想通りの展開だが、犬が登場することに注目。DOGの反対はGODで、落魄した神を表しているからだ。ジョイスの『ユリシーズ』を連想。タイトルストーリーも悲しい。箱船に乗れなかった者たちの最後が淡々と描かれている。ノアの箱船問題は古くて新しい問題。確か白熱教室のサンデル先生は入学試験の選別に焦点をあてて、ノアの箱船問題を論じていたような。

  • ☆☆☆

  • izumone

    ほぼ同時期に読んだ古典新訳文庫版『海に住む少女』と重複が2篇。図らずも比較することになって,翻訳によって生まれる読書の「感触」の違いを改めて実感。

  • ロバーツ

    論創社のファンタジーコレクションの一冊。ジュペルヴィエルの短編7篇を収録。最後の「再会した妻」は考えさせられる。

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